『ポジティブ』という言葉にハードルの高さを感じていました。
わたしが感じていた『ポジティブ』のイメージって…
一言でいえば、『陽キャ』
少し前にやっていたTV番組的にいえば、『あっち側』。
『こっち側』のわたしには…ただただ辛いだけ。
180度違うというか、別の国…いや別の星の人と言う感覚。
だから、「ポジティブに生きよう」とか「考え方をポジティブに」何て言われると、辛くて辛くて…。
以前勤めていた職場の社長が非常にポジティブな方で、研修の時に「ポジティブな考えのすばらしさ」のような話をしてくれました。
当時のわたしは、「最近調子いいかも」と鬱状態から少し回復してきたのを実感していましたが…この話を聞けば聞くほど辛くなりました。
言いたい事は分かるのだけど…
長い事ネガティブな沼にハマって、漸く顔を出したような状態のわたしには、別次元のような話で…何だかエネルギーを吸い取られて行くような感覚でした。
それくらい『ポジティブ』に対して苦手意識が強かったんです。
『ネガティブ』な思考より『ポジティブ』な思考の方がいいのは分かりますが、みんなでワイワイ大騒ぎして楽しんだり、「みんな仲間だイェーイ」みたいな感じ(わたしの陽キャのイメージw)って、わたしには辛いんです。
わたしには、静かなところでボーっとしたり、ラジオ聞いたり、自転車乗りに行ったり…どちらかと言うと、一人で居る方が落ち着けるんです。大事な時間なんです。
これが『わたしらしさ』だと思うんです。
『あっち側の人』に「楽しいから君もこっちへおいでよ!!」と言われても、シンドイだけなんですよね。
だから、『ポジティブ』って言葉には大変抵抗がありました。
前置きが長くなりましたが、最近『ポジティブ』について少し考え方が変わりました。
『ポジティブ』って「失敗したって関係ないぜ!そんなことより楽しくやろうぜ!」って、何でもかんでも前向き!という事ではないし、自分を180度変える事でもない…。
誰だって、失敗もするし、落ち込むことだって反省することだってありますよね。
そんな時、自分がした失敗よりも上手くできた事にフォーカスを当てるって事なんじゃないかなって考えるようになりました。
今までだったら、「こんなに頑張ったのに…」とか「またミスをした」とか「あの人に嫌な事を言われた」とか「昔はできたのに」とか…。
どうしても失敗したことにフォーカスを当ててしまい、それまでの努力であったり、成功例だったり、褒めてもらった、認めてもらったことだったりに目を向けていなかったた…。
これって、自分を無視するという事、自分を認めないって事と一緒ですよね。
そして…そんな自分が嫌で自分を否定して、自分を傷つけたり…。
これじゃ自信もなくなるし、鬱にだってなりますよね。
『ポジティブ』って自分を認める事なんだと思います。
「よく頑張ったね」とか、「あの人に褒めてもらった」とか…。
過去を美化してしまうなら、「あの頃の自分が頑張ったから今がある」みたいな。
『ポジティブ』にならなくちゃいけない
あの人みたいに『ポジティブ』にならなきゃ
そんな風に思うのは、自分を認めていない証拠なんだと思います。
だって「~なければならない」って考えは他人を意識しているという事だから。
『ポジティブ』って言葉に抵抗があるのなら、もっと肩の力を抜いて考えていいのだと思います。
他人がどう思おうが、何を言われようが関係ない…。
自分を見つめ、自分を認め、自分を愛してあげる…そんな感じでいいのだと思います。
そんな事に気付いたら、『ポジティブ』も随分身近に感じられるようになった気がします。
少しずつ意識しながら、自分らしい『ポジティブ』な思考を身に付けたいと思います。
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