今日も迷走中!!~鬱と向き合うオジさんの記録~

毎日迷走中のおっさんのブログです。主に鬱病の体験記です。その他、仕事の事、趣味の事などいろいろと書いていきます。

「ほめる」という事

わたしが苦手な事に「ほめる」と言う事があります。

これは、相手がわたしを「ほめる」事も、わたしが相手を「ほめる」と言うどちらも含まれます。

 

「ほめる」は「褒める」と「誉める」がありますが、調べてみると…

どちらも「人の行いを評価する事」の意味ですが、「褒める」は目上の人、または同列の人に向けて使われる事が多く、「誉める」は多くの人からの評価という感じみたいです。

 

ここでは、「褒める」の方で話を進めていこうと思います。

 

わたしが、「褒める」事が苦手な理由のひとつに、子供頃に褒められた記憶があまりない事があげられると思います。

「あまりない」と書いたのは、母親をはじめ、周囲の人から褒めてもらった記憶はあるんです。

ただ、父親から誉められた記憶がありません。

 

例えば、テストでいい点を取ろうが、絵画コンクールで賞を貰おうが…わたしが父から言われた記憶は「そんな事はどうでもいい」「○○(従兄弟をはじめ父の知り合いの子供)はもっとすごいんだ」という事ばかり。

 

どんなに頑張っても、周りから評価されても、父には認めてもらえない…

「お前はダメだ」そう言われる事ばかり…

そんなことが、子供の頃は当たり前だったと記憶しています。

その記憶が強くあり、褒めてもらった記憶は遥か彼方…そんな感じです。

だからでしょうか…

わたしは、褒めてもらっても素直に受け取れないんです。

褒めてもらっても、その言葉が、スーッと身体をすり抜けていってしまう感じ。

心に留まっていないというか、心の奥の奥へ行ってしまう感じです。

 

逆に、わたしのミスを突かれたり、否定される様な発言は、いつまでも心に突き刺さって、心に根付いてしまう。

自分が傷つけられた言葉ばかりが心に溜まっているから、褒めてもらった言葉が留まる場所がないのかも知れません。

もしくは、傷つき濁った心に、きれいなものを入れても、なかなか薄まらない…そんな感じなのかもしれません。

 

あとになって、「あの時褒めてもらってたんだよな…」って言われて気づく事もしばしば…。

 

これでは、自信を付けるどころではないですよね…。

 

 

自分の心に褒めてもらった言葉が染みついていないからでしょう…

相手を褒めることに慣れていない…何て言っていいのか分からないんです。

「すごいな」「すばらしいな」と思う事はあっても、それを伝えるすべを知らない…。

素直にそう言えばいいのだろうけど、恥ずかしくなってしまうんです。

 

でも…

「ほめる」事が苦手なんて、言ってる場合じゃないですよね。

自分ばかり「認めてほしい」と思っていても、相手を「認められない」んじゃ難しいですよね。

自分ばかりが欲しがっていても、相手がいる事なのだから、キャッチボールにならない。

だから、自分からも返せるように…発信できるようにしていかなければダメだな…と思うようになりました。

 

 

きっとこういう所からも、鬱につながっているんじゃないかなと思うんです。

心が荒れ果ててしまっているのなら…自分で少しずつ耕していかなくては…

そのひとつとして…

自分から「褒める」事ができるように…

今からだって遅くはないはず…

恥ずかしがらずに、少しずつチャレンジしていこうと思います。

 

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