今日も迷走中!!~鬱と向き合うオジさんの記録~

毎日迷走中のおっさんのブログです。主に鬱病の体験記です。その他、仕事の事、趣味の事などいろいろと書いていきます。

自分らしさに近づく過程

「何度でも立ち上がろう」

「何度でも立ち上がってやる」

 

そんな風に考えるようになったと前回のブログに書きました。

詳しくはこちら↓↓↓

ossanmeisocyu.hatenablog.com

 

この記事を書きながら…

そして書き終ってから…

 

鬱になる→鬱抜け

 

…これを繰り返すたびに、わたしにはどんな変化が起こっていたのかと考えました。

 

これまでもブログで体験や考え方の変化など書いてきましたが、わたしは鬱になり、苦労して鬱抜けする度に、自分を縛り付けていたモノを一つずつ削ぎ落としていたように感じます。

よく、「~でなければならない」という思考を改めた方がいいと目にします。

または、様々なタイミングでそんなアドバイスを頂いてきました。

 

今までの事を考えてみると、「~でなければならない」と わたし自身は考えているつもりはありませんでした。

だから、そういったアドバイスを貰っても、

「そんな訳ない」

って思ってピンときませんでした。

 

わたしは「~でなければならない」と言う思考は、どこか無意識のうちに刷り込まれてしまっている事が多いような気がします。

 

それはどこか、自分を保つためであったり、自分を守る為であったり…つらい経験などから、そう思い込んでしまっている事が多いからではないかと思います。

 

わたしの場合…

  • 亡くなった弟の分まで頑張ろう
  • 自分が我慢すればいい
  • 真面目に生きなければいけない
  • 全部責任を負わなければいけない…etc

他にも大なり小なり沢山あったように思います。

 

わたしの場合、鬱抜けできた時に それまで背負ってきた荷物を降ろしたような…肩の荷が下りたような…そんな感じで心が軽くなります。

それって、きっと…

その時の鬱になったキッカケの出来事に関係のあった「~でなければならない」という思考に気付けて、「そんなことないんだな」と納得できたからなんだと思います。

 

初期の頃にブログに書いた「顔が楽になった」と言う感覚も、同じだと思います。

詳しくはこちら↓↓↓

ossanmeisocyu.hatenablog.com

 

 

わたしの心は沢山の「~でなければならない」と言う思考を知らず知らずのうちに沢山纏っていたのだと思います。

沢山纏い過ぎて、身動きが取れなくなっていた…。

そして、纏ってきた「~でなければならない」と言う思考は、いつの間にか絡み合って面倒なことになっていたんじゃないかと思います。

 

だから、無理に剥がそうとちても、なかなか剥がれない。

そして、ちょっとでも触れると過剰な反応をしてしまう。

触れると言うか、纏うキッカケとなった経験と似たような事があると過剰反応する感じですかね。

だから、何気ない言動にも敏感に反応してしまうのだと思います。

 

今回の鬱抜けで削ぎ落とした「~でなければならない」は介護に関する事でした。

今まで、幾つかの施設で仕事をしてきましたが、初出勤の日から「経験者のくせに…」何て言われる事が多かった。

同じ介護でも、その施設によって考え方だったり、仕事の仕方が違うのは当たり前なのですが、何も教えてくれないうちに「経験者のくせに…」と叩かれてきました。

自分より経験年数の多い人が入ってきたから、面白くないのだろうけどね。

 

そんな事を沢山経験した成果、無意識のうちに「落ち度のないようにしなければ…」と言う意識があったような気がします。

自分では完璧主義なつもりはないけど、自分を守るため無意識に完璧を目指していたのだと思います。

その為か、自分を認められず、常に追い込んでいたような気がします。

介護の仕事が好きだけど、辛かったのはその為だったのかな…。

 

今回の鬱抜けを機に、「もう介護はおしまい」と決めた時に「今まで頑張ったね。お疲れさん」と自分に声を掛けたら、介護に対して纏っていた「~でなければならない」が削ぎ落とされたような気がしています。

そして、何となく…これが父親との関係と同じくらい自分を苦しめていたのかな…なんて思っています。

(今まで全く気付かなかったけど…)

 

 

纏っていたものはこれで最後かな…。

毎回そう思おうケド、また違うやつがでてくるんだよなぁ…。

 

違うモノがまた顔を出すかもわからないけど、今回もまた一歩前進できたのは事実だと思います。

その度に、本当の自分に戻って行っているような気がします。

 

わたしにとって

鬱→鬱抜け

の過程は、余計な思考を削ぎ落として、少しずつ自分らしさと取り戻すキッカケなのかもしれません。

 

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