今日も迷走中!!~鬱と向き合うオジさんの記録~

毎日迷走中のおっさんのブログです。主に鬱病の体験記です。その他、仕事の事、趣味の事などいろいろと書いていきます。

家を出るのも怖かった

鬱になってからと言うもの、家を出るのが本当に怖くなりました。

 

以前にも似たようなこと書いていますが…

そちらの記事も読んでみてください。↓↓↓

 

ossanmeisocyu.hatenablog.com

 

何だか、「アイツ、頭おかしいぞ」と会う人会う人そう言っているような気がしていました。

   

冷静に考えれば、自分が鬱だなんて分かる訳ないのですが、「もう自分が鬱だってことを知らない人はいない」そんな風に思い込んでいました。

 

だから、犬の散歩に行くにも、カーテンの隙間から近所の様子を見て、誰もいないのを見計らって出かけたりして…。

あと、日中は「アイツは鬱で仕事もしていない」と思われていると感じて、家の中で息を殺していました。

   



電話がかかってくるのも怖いし、留守電のランプが点滅しているのも怖かった。

 

とにかく誰かに会えば、自分が責められるような気がして、人と接点を持たないようにしていました。

 

そんな状態にも波があって、気にはなるけど外に出られる時もありました。

 

でも大概、調子の悪いときに限って、誰かに会わなければならない用事ができるんです。

そして、ガクンと調子を崩すんです。

   

そんな状態を説明してもわかって貰えない辛さ…。

上手く説明出来ないもどかしさ…。

 

 

カウンセリングで色々と取り組む中で、少しずつ外出も苦にならなくなりました。

そして、今は全く問題ないです。

(気を使って疲れるので、基本は人に会うのは苦手ですw)

 

あの頃は本当に辛かった…と言ってもそんなに昔の事ではないのですがw

 

 

 

今のわたしが思う事。

 

人に会うのが怖くって、外に出るのが怖くって…。

そんな風に感じているときは「何でこんなつらい思いをしなきゃならないんだ」って思っていました。

「何で…何でこんなことになったんだろう…」

「何で…わたしなんだろう」

そんな気持ちばかりで悲観していました。

 

でも、そんな状態になっているのは、

「無理しすぎだよ…」

「休まないと駄目だよ…」

「自分の気持ちに嘘をついているよ」

「体を休めて、自分を見つめ直して…」

そんな事を、わたし自身が言っていたのかもしれません。

そして、無茶をする わたしを止めようとしていたのだと思います。

   

そのことに気付くまでに、わたしは10年以上もかかってしまった訳ですが…。

 

長い事、鬱と闘ってきたわたしも、以前に比べると随分と楽に暮らせています。

でも、まだまだ、無理もしているし、モヤモヤも少しずつ見え隠れしています。

 

まだ、分かったつもりになっている事も多いのかもしれません。

もっと、自分を見つめていかないとですね。