前回の記事から随分と間が空いてしまいました。
2月の初旬に3回目のコロナワクチン接種をして以降、どうしても気力が湧きませんでした。
早く職場に復帰したい気持ちと、また同じように鬱が酷くなってしまうのではないかと言う不安に、気持ちが揺さぶられていました。
そんな中でも、ノートで自分と向き合いながら『仕事で頑張ってきた自分を認められない』事に気付いて、今まで自分が仕事でやってきた事、周囲から評価してもらった事などを書き出したりしていました。
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3月に入って少し気力が戻ってきたかなと感じましたが、3月初旬の診察で、主治医からは「今の状態ではまだ仕事は無理ですね」と言われました。
一方、カウンセリングでは、「仕事で頑張ってきた自分を認めてあげることは良い事だけど、目を向けるのは子供の頃の事」とアドバイスを貰いました。
(う~ん…いいと思ったんだけどね)
そして、「子供の頃に、お父さんから認めてもらえなかった事、理不尽に感じた事を感情を入れて書き出してください」と課題を頂きました。
最近は、父との事は以前に沢山書き出していたこともあってか、なかなか感情を入れて書き出すと言うのは難しいかなと思っていました。
何だか、もう落ち着いちゃった感じがしていたので…。
でも、まずはやってみない事には始まらないので、先生のアドバイスを基に、色々なエピソードを思い出しながらノートを書いていきました。
書き出していくと、「あんなこともあった」「こんなこともあった」とエピソードがでてきました。
そして、そこに感じるままに感情を書いていきました。
初めは、父に対する『怒り』が出てきました。
「何であんな事言われなきゃならないんだ」
「何で怒られなきゃならないんだ」
「何で… …」
「何で…」
それでも、どんどん書いていきました。
すると、父に自分の存在を認めて貰えなくて『寂しかった』のだと気づきました。
今まで、父に対する『怒り』が強くて、その奥にあった『寂しさ』に気付けないでいたのでした。
後日カウンセリングで、この事を報告すると、先生から「良く気付きましたね」と言って頂きました。
ただ…わたしには少し引っかかる点がありました。
今までカウンセリングで色々と取り組んできました。その中で随分と気持ちが楽になって行ったのは事実です。
でも、今まで「子供の頃の自分に何て声をかけてあげたいですか?」と先生から言われる度に躊躇していました。
もちろん、以前記事に書いたように、「何て声かけていいのか分からない」というのもありました。
それとは別に、子供の頃の自分の気持ちに手を差し伸べてしまうと、今までの人生を否定されてしまうような怖さがあったのです。
「自分はダメな人間だ」
「自分の人生は無意味だった」って認めてしまうようで怖かったのです。
だから『変わる』と言う言葉が嫌いでした。
わたしは今まで、父をはじめ、色々な人に合わせて、本当の自分を殺して変わってきたと思っていました。
なので、「また、わたしが変わるの?」
「今度はそっちが わたしに合わせて変わってよ」
と言う気持ちが強かったです。
そんな事以前にも書いていますね。
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その気持ちを初めて先生に伝えました。
そこで、先生にもらったアドバイス。
「『変える』と言う言葉がしっくりこなければ、『荷物を下す』と考えてみては?」
「自分はそのままでいいので、余計な荷物を下して楽になるという感じではどうですか?」
そう言って頂いて、随分と楽になりました。
次の課題は、
①『寂しい』思いをしていた子供の頃の自分に対して声を掛ける。
②仕事に復帰した際に、自分がどう考えを替えたら楽になるか?
③生活にメリハリをつける
です。
①は毎日こっそりやっています。
③は、時々さぼり気味ですが、なるべく意識して取り組んでます。
そして②ですが、
「どうしたらいいかな…?」と考えているときに、ふと気づきました。
わたしはずっと介護の仕事をしてきました。
鬱になる以前は、自分の介護に対する意思を強く持っていました。
でも、鬱になってからは…
「無理しないように」
「頑張りすぎないように」
「今までのように仕事をしてはダメですよ」
と言われてきました。
だから、仕事に対する気持ちを持っていても、あまり出しすぎないように我慢していました。
先ほどのカウンセリングで頂いたアドバイス。
「自分はそのままでいいので、余計な荷物を下して楽になるという感じではどうですか?」です。
なるほど!
これと同じで、「何も自分の仕事に対する想いや考えまで変えることはなかったのかもしれない。」と思いました。
『ありのままの自分でいいんだ…。』
今回、また鬱になったのも、色々な事を我慢しすぎたからだと思っています。
なので、介護に対する自分の想いや考えに自信をもって、やってみようと思います。
そのうえで、自分が楽になる考え方をしていったらいいのかな…と。
また、以前読んだ『繊細さんの本』の中に書いてあったことも思い出しました。
殻に閉じこもっていると、そんな自分に合う人が集まってくる。
自分を出せば、自分に合う人が集まってくる。
こんな内容の事が書いてあったと思います。
だったら、それを信じて、遠慮せずに自分を信じてやってみようと思います。
そうしたら、自分を取り巻く環境も変わってくるかもしれません。
悔いの残らないように、自分の気持ちに素直にやってみたいと思います。
今まで考えすぎててのかな…。
先日、漸く主治医から4月からの出勤にGOサインを頂きました。
残り1週間位のお休み期間に、準備をしっかりと整えたいと思います。