最近は全くなくなりましたが、以前はこんな症状にも悩まされていました。
それは、何をしていても、一人で行動している時に事故などで自分が亡くなるイメージが頭を過るのです。
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例えば、自動車を運転していると、急にハンドルを切って自ら事故を起こす映像であったり、高い鉄塔やビルから飛び降りる映像であったり…。
実際に行動に起こすことはありませんでした。
でも、イメージ通りの事が起これば「楽になれる…楽になりたい」と心のどこかで思っている自分も居ました。
ある意味、そうしたことをイメージするのが癖になっていたのかもしれません。
だから、通勤が特に疲れるし、気が滅入りました。
そんなわたしを止めるすべが一つだけありました。
それは、母に泣かれたことを思い出すことでした。
鬱になって1年目だったか、2年目だったか…
生きているのが辛くて辛くて…
そんな気持ちを母に電話で話したことがありました。
その時、母に泣かれてしまいました。
このことを思い出すと、生きていることが辛くて、衝動的に家を飛び出したとしても、踏みとどまることができました。
今までに、衝動的に家を飛び出したことは何度かありました…。
そんな時は、頭の中でマイナスな事が渦を巻いていました。
怒りやら、絶望やら…自分で自分をコントロールできなくなりました。
そうなると、何を言われても、頭に入りません。
ただただ、自分が責められているような…そんな風にしか思えないんです。
そんな状態で家を飛び出して、どこへ向かうのか何て考える余裕もなく、ただひたすら死に場所を求めて、フラフラと歩いているような感じです。
でも、そんな状態でも、ふと少しだけ我に返るような時がありました。
そんな時、決まって母の事が頭を過りました。
「また母を泣かせてしまう…」と思うと、少しずつ落ち着きを取り戻せました。
これが、わたしが最後の一歩を踏みとどまる唯一の方法でした。
最後の一歩を踏みとどまらせてくれたこと。
本当に感謝しています。