鬱を繰り返すたびに、どんどんと自信が無くなっていきました。
仕事の事はもちろん、
自分が得意な事も…
自分が好きだったことも…
全てにおいて、自信が無くなりました。
自信が無いから、
本を読んでも、勉強しても、全く頭に入らない…
自分の頭に入らないと感じているから、心配で先のページに進めない…。
初めの方の同じページを行ったり来たりする感じでした。
仕事でも同じ。
メモしても、何度も繰り返し覚えても、自信が無いからか、直ぐに頭が真っ白になってしまう。
誰かと話していても、頭が真っ白になって、何を話しているのか分からなくなるし、
自分の声が相手に聞こえていないのではないかと、常に心配していました。
自信が無くて…人の目が気になって、何事も常に心配ばかり…。
完全に自分自身を見失っていました。
今年の4月から仕事に復帰しました。
約5ヶ月休職し、その間に自分と向き合い、少しずつ自分を苦しめていたモヤモヤに対する答えが見えてきました。
モヤモヤの答えが見つかりだすと、少しずつ本も読み進められるようになりました。
仕事に復帰する頃には、
「もう一度、今まで自分がやって来たことを思い出してみよう。そして、もう一度やってみよう。」
と思うようになりました。
『今まで自分がやって来たことが間違いではなかったと感じる事。』
そう感じる事で、
『それまで否定し続けるしかなかった自分を認めてあげられる』と思ったからです。
その為には、『周りにどう思われても関係ない』と割り切ることも必要でした。
今までのわたしは、周りの目が気になって…
気になって、気にしすぎて、自分を動けなくさせていました。
だから、『周りにどう思われても関係ない』と割り切ることができないと、自信を取り戻すために『自分がやってきた事をやってみる』事ができないのです。
ですが…
やっぱり、完全に周りの目を気にしないというのは、正直言って無理でした。
完全に気にしないのは無理でも、「開き直ってやってやれ」と自分を鼓舞しました。
自分が今までやって来たことを、少しずつやってみると、
「何だ…自分のやって来たことは間違いじゃなかったじゃないか」
「そういえば、あの時も、あの時も結果を出していたじゃないか!」と
少しずつ、自信を取り戻していきました。
また、今までやって来たことは、身体に染みついて残っている事を実感する事ができて、これも自信になりました。
自信を取り戻して来たら、色々な事が楽しくなりました。
そして、「もっと、もっと」と欲が出てきました。
ブログで以前にも書きましたが、今は「もっと自分を活かせる環境で頑張りたい」と言う気持ちが強くなりました。
こんな気持ちが出てきたのも、
『否定し続けてきた今までの自分』
を認めてあげることができたからなのかもしれません。
そして、自信を取り戻してきたからこそ、そんな気持ちが出てきたのだと思います。
それでも、気持ちが揺らぐことがあります。
気が付くと、まだまだ周りの目や色々な事を心配している自分が居ます。
もっともっと、自分を信じて進んでいければいいのですが…。
以前ブログでこんな記事を書きました↓↓↓
この記事には、
以前は鬱状態を『暗闇の螺旋階段』と感じていた事。
色々な気づきなどから『心に自信の火種が灯った』様に感じられるようになり、少しずつ「やれそうな気がしてきた」事。
そして、『暗闇の螺旋階段』を登っては落ちの繰り返しで、落ちる度に絶望していたが、最近は螺旋階段ではなく、『365歩のマーチ』の「3歩進んで2歩下がる」イメージで少しずつでも前進していると感じている事。
こんな事を書いていました。
最近は…
『自信を取り戻すこと』も、やっぱり『365歩のマーチ』なんだなと感じています。
そりゃ…今まで10年以上も鬱とお付き合いする中で、どれだけの自信を無くし、自分を否定し続けてきた事か…。
それを考えたら、後戻りする事もあるし、立ち止まってしまう事もあって当然ですよね。
「おーい。焦らず行こうよ!」
そう言われているような気がしました。
むしろ、仕事に復帰してからの数ヶ月で、順調に自信を取り戻してきているんじゃないかな…。
ついつい順調に行っているように感じると、忘れてしまいがちですが、立ち止まることも、少し後戻りする事も、自信を取り戻すには必要なんですね。
…何事も簡単じゃないです。
でも、簡単じゃない事も楽しめるようになっていけたらいいなぁ…と思います。