高校生の頃からの親友と飲みに行った時に言われた言葉があります。
「赤点とらなきゃいいんだよ。100点だろうが50点だろうが、一緒だよ」って。
その言葉で随分と楽になった気がしました。
以前、カウンセリングで言われるまで、自分では気づかなかったことがあります。
それは『達成感がない』という事。
何をやっても「もっとこうした方がいいかも」と無意識に完璧を…いやそれ以上を求めている自分が居ました。
向上心があるのとは違うんです。
わたしの場合は、人の目が怖いんだと思います。
趣味で時々ロードバイクに乗ってサイクリングに行きますが、目的地に到達すると「もっと先へ。もっと遠くへ。」と言う気持ちが止まらなくなります。
結局、帰り道の事なんかどこかへ行ってしまうので、大変なことになるのですが…。
これは、仕事でも一緒で、無意識に完璧以上を求めているようです。
そして、必要以上にやってみた割には、求めていたものまで届かなかくて落ち込んだり、無理しすぎて体を壊すこともありました。
『達成感がない』
これは自分に自信がないせいなのだと思います。
自信がないから、人から突っ込まれる要素をなくそうとしてしまい、ゴールがどんどん遠くなっていくのです。
遭難しちゃう感じですかね。
迷宮に潜り込んでしまうんです。
自分で自分を認められないから、人からの評価が気になり、人から否定される事が恐怖となってしまっていました。
人から否定されてしまうという事は、『自分に存在意味がない』事になってしまうのが怖かったのだと思います。
親友から言われた「赤点とらなきゃいいんだよ」はそんな自分を楽にしてくれました。
本当は、努力していい点数を取った方がいいのかもしれません。
でも、わたしの場合は100点満点のテストなのに
120点…
150点…
と自分で勝手に上限を上げてしまって、自分を追い込んでしまうんです。
だから、ほどほどでいいってことですよね。
そして、自分に足りない部分は周りの人に頼っていいんですよね。
無理して頑張って…
身体壊して仕事できなくなるのなら、「赤点とらなきゃいいんだよ」って事なんです。
赤点とらなければ落第しないんだからw
それにどんなに自分で上限を上げて、必要以上に仕事しても、給料は一緒なんだから。
もっと自分のハードルを下げて、いいって事。
もっと周りに頼っていい。
漸く少しずつそんな気持ちで仕事できるようになったかな…。
いや…まだまだかな。
まずは、プライベートを楽しめるくらいの余力を持てないと。
また同じ事繰り返しちゃうので。
一生懸命やるのは良い事だけど…。
何事もやり過ぎはよくないってことですかね。