今までも、同じような事を書いたことがあるかと思いますが、今回休職して、やっと少しずつ自分の状況などを考える事ができるようになって、改めて感じたことがあります。
これまで何とか鬱から脱出しようと色々と取り組んできましたが、それが自分を苦しめていたのかな…と感じています。
例えば…
何度か書きましたが、主治医から言われた「今までと同じように働いてはダメ」という言葉。
何とかしたいが為に、真正面から受け止めて、過去の自分を全否定してみたり…。
捉え方の問題で、「100%今まで通りではダメ」だと思ってしまっていたのですが、それでは逆に自分の首を絞めてしまう事に気付いたのは、再度鬱になってから。
今回、鬱になってしまうまでの半年間、鬱症状が出なかったのは、「自信を取り戻すためにはいままでの自分を認めてあげなくては!」と思って、「今までの自分は100%ダメ」だとして、封印していた自分の考えやスタイルを元に戻したことが大きかったのかなと思います。
その中で、今までの自分100%の内、20%だけ変えたところがありました。
それは、「お昼休みはしっかりとってメリハリをつける(ON/OFFの切り替え)」と「少しずつ周りに頼ってみる」ことでした。
では、なぜ鬱になってしまったのか?
それは20だけ変えたところが、いつの間にか元に戻ってしまっていたから。
意識はしているけど、仕事をお願いする、手伝ってもらう事を遠慮して、周りの状況を見て逆に手伝って自分の時間が削られて行っていた事。それに伴って、気付けば昼休みにも仕事をすることが増えて言った事…。
いつの間にか遠慮する癖がもとに戻っていた為、結局100%以前と同じような仕事のスタイルになってしまい、鬱になってしまったのだと思います。
他にも、『他人軸ではなくて自分軸』であったり、『自己肯定感を高める』であったり…。
なかなか頼むことができなかったり、断れなかったり…あとは自分を認められなかったり…確かに、わたしにとっては大切な事なのかもしれません。
そう感じたからこそ、何とか取り入れようとして、今までの自分を180度変えなくてはいけないように感じていたのかも知れません。
これらの事も、「100%他人軸から自分軸へ変える」のではなくて、比率を50%ずつにするとか、他人軸40%、自分軸60%くらいの考え方で良かったのかな…と思っています。
やっぱり、自分の性格的に100%自分軸にすると逆にストレスなのかもしれません。
だからと言って、100%他人軸にしてしまうと、自分が参ってしまうので、程よく自分の事も大切に考えながら、良いバランスでやれたらよかったのかな…と思います。
もちろん、器用にその時によって比率を変えて行けたらいいのでしょうけど…。
自己肯定感も同様で、もちろん自分のやって来たことを認めてあげることは大切だし、自分の一番の味方は自分でなくてはダメなのだという意識は、自分を守る為にも大切なのだと思います。
でも、自己否定…と言ってしまうと言葉が強いかもしれませんが、反省する事は大切だと思うので、自分が成長するための自己否定は少しはもっていてもいいのかな…とも思うのです。
だから、これもどちらか100%ではなくていいのではないかな…と思うようになりました。
もともと、0か100としか考えられない性格(そのつもりはなくても、いつの間にかそうなっている事が多い)に加え、何とか鬱から抜け出したいという気持ちが強かったこともあって、こうした言葉に振り回されて、底なし沼にはまってもがいていたような気がします。
もう少し、色々な面で柔軟に考えられたらいいのですけどね…。
そうしたらもっと楽になるような気がするのですが…これからの課題です。
まぁ今の段階では、その事に気が付けた事が、大きな収穫だと思います。
でも、客観的にみると、鬱になってから本当に迷走しているな…そんな風に感じる今日この頃です…w
でも、本当にゆっくりとですが、一歩ずつ進んでいるのだと思います。(思いたいw)