今日も迷走中!!~鬱と向き合うオジさんの記録~

毎日迷走中のおっさんのブログです。主に鬱病の体験記です。その他、仕事の事、趣味の事などいろいろと書いていきます。

眠りについて…わたしなりの見解

鬱になり、眠れなくなったころから、「どうやったら眠れるのか?」といろいろとやってきました。

鬱病になったばかりの頃は、主治医やカウンセラーから「とにかく寝なさい」と言われました。

…でも眠れないんです。

以前にも書きましたが、身体に力が入らず、フラフラで横になっていると…

「昼間から何やってんだ!!」と父の声が聞こえてきて、眠りにつくことができませんでした。

 

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ossanmeisocyu.hatenablog.com

 

昼間も眠れず、夜も眠れず…

薬を飲んでも、状況は変わりませんでした。

 

「昼間眠ったり、横になったりしているから、夜眠れないんじゃないか…」

そんな風に思って、本当は起きているのも辛いけど、何とか起きているようにしていました。でも、無理して起きているとモヤモヤが増すばかり…。

   



そして結局は、眠れないんです。

時計の音が気になったり、鏡や御札が怖かったり…

あとは、肌に触れているものが気になって、服も着ていられないこともありました。

そんな時は、服を脱ぎ捨てて全裸になっていたことも…。

この頃は、眠れないからフラフラでした。

   



主治医から「環境を変えなさい」と言われ、実家に帰っていた頃は、逆に一日中眠っていました。

 

   

あの頃は不思議といくらでも眠れました。

でも…何だか病的な感じの眠りと言うか…

スイッチが切れたように眠り続けていました。

起きている時間が、片手で余るくらい寝てました。

でも…

眠っても眠ってもスッキリしない…眠いし身体が言うこと聞かないし…そんな感じでした。

 

そんな時期が過ぎると、今度は眠ることはできるけど、眠りが浅く、何度も目が覚めるようになりました。

この頃になると、「昼間寝るから夜眠れない」と言う考えから、「眠れるならいつでもいいか」という感じになりました。

とにかく、眠いときに、眠れるだけ寝よう!!

そんな風に考えていました。

 

睡眠導入剤なんかも、使ってみましたが、あまり効果がありませんでした。

結局はすぐに目が覚めちゃう。

 

 

睡眠に関して、「良く寝た」と感じられたのは、前の主治医から、今の主治医に代わった頃。

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ossanmeisocyu.hatenablog.com

 

処方される薬が合わずに、市販の漢方薬を試した時。

このときは、「久しぶりに良く寝た~」って感じたのを覚えています。

 

漢方薬が合ったのかも知れません。

それと、気持ちの変化もあったのかな…と思います。

それまでは、主治医やカウンセラーからのアドバイスを取り入れつつも、鬱に対して正面からあまり向き合っていなかったのかも知れません。

ただただ、鬱鬱とした気持と、現状から抜け出せない事への焦りばかりだったのかなと思います。

 

漢方薬を飲むようになってからも、眠れる時期と眠れない時期の繰り返しだったような気がします。

睡眠時間が短くなればなるほど、イライラモヤモヤが増えていく感じでした。

それでも、眠れない=初期の頃の状態 という感覚が自分の中にあったので、どこかで「まだ大丈夫」と思っていたような気がします。

だから、少し調子がいいと感じると、つい無理をしてしまうので、眠れたり、眠れなかったりになってしまったのだと思います。

 

そんな中で、今度は眠れない自分の症状にあった漢方薬を買って飲んでみました。

そうしたら、また良く眠れるようになったので、主治医に相談して処方してもらいました。

 

 

そんなこんなで、最近の様子です。

最近は、今まで眠れなかった分も眠れているような感覚です。

非常によく眠れています。

それまでは、夜眠れたと感じていても、日中眠くて仕方がなかったのですが、今は日中もスッキリしています。

それだけ、今まではしっかり眠れていなかったのでしょうね。

 

 

薬はと言うと、現在は殆ど飲んでいません。

主治医からも、「必要な時だけ飲むように」言われているので、そのようにしています。

昼寝をしたから、夜眠れないという事もなく、気を付けているのは、あまり夜更かしをしないように、睡眠時間を6時間以上はとるように心がけています。

 

 

わたしが思うに、眠れなかった頃は、寝ようとしても頭が寝ようとしてくれない…そんな感じだったのかなと思います。

「寝なきゃ…寝なきゃ…」そんな焦りもあったと思います。

でも、それ以上にモヤモヤ、イライラが頭から離れない。

寝ようと目を閉じても「何やってんだよ!まったく」って自分を罵倒する言葉が聞こえてくる。

そして、辛かった事、嫌な思いをしたことなど、次々と頭に映像が浮かんでくる感じ。

「お前の事なんか眠らせないよ!」って言わんばかりに…。

それにつられる様に、神経が研ぎ澄まされるような感じで、色々な事に敏感になっていました。音とか、光とか…あとは自分に触れているものにも…。

それだけ、頭が休もうとしてくれなかったのかなと思います。

 

いろいろと策を講じても、それは小手先だけの事。

根本的な改善にはならなかったのだと思います。

 

 

今現在、何の問題もなく眠れるようになったのは、『自分と向き合うようになってから』

今まで何度か、『鬱は言いたいことがあって現れた』と書きましたが、鬱が言いたいことがあった時は…そこに目を向けずにいた時は、眠れなくなっている時期なんです。

そして、少しでも『自分と向き合う事』ができた時は、少なからず眠れていたのかなと思います。

でも、少なからず眠れるようになると、また『自分を無視』して無理をするから…

「おいおい、やっぱりまだ分かってないね」って鬱がやってくるんです。

そうするとまた眠れなくなる…

 

結局は、自分に嘘をついて、無理をして我慢して…

そうやって自分に鞭を打ち続けてきた結果なんだと思います。

自分に素直になって、適度に休憩して、楽しんで…

そんなことが少しずつでもできるようになると、自然と眠れるんじゃないかなと。

 

 

『鬱』状態の時は色々と考えることは難しいです。

だって、心のエネルギーが枯渇している状態なのだから。

何より、『鬱』が「話を聞いてよ」ってずっと話しかけてくるから、冷静な判断なんかできないと思います。

 

心のエネルギーが枯渇している状態…だから、「まずは良く寝ましょう」っていうのは大切な事なのかもしれませんが、寝るだけで枯渇したエネルギーが戻らないのが『心』なんじゃないかなと思うんです。

 

自分が『鬱』になってしまったのは…と考えると…

きっと周りの人に原因を求めてしまうかもしれません。

きっと全て自分が悪いと責めてしまうかもしれません。

 

そんな思いに振り回されてしまうのが、『鬱病』なんだと思います。

 

 

でも一番の原因は、自分の『本心』に蓋をして気付けない事。

『本心』を無視してしまった事。

結果、自分自身を傷つけてしまった事なんです。

 

なかなかそこには目を向けられないのですが…。

 

でも、『本心』と向き合う事で、自分で蓋をして我慢していた『やりたかった事』「好きな事』を解禁するだけでも、心のエネルギーは満たされると思います。

 

上手くできなかったとしても、結果ではなく、やってみることが大切。

楽しんでやれることが大切なんだと思います。

そして、自分で自分を誉めてあげることが大切なんだと思います。

 

 

そうやって、『自分の中のホントの自分』を安心させてあげられると、徐々に眠れるようになるんじゃないかな~と思います。