弟が亡くなって15年経ちました。
本当は命日にお墓参りに行きたかったのですが、直前になって「親父に会ったら嫌だな…」と言う気持ちが湧いてきました。
父親に会うと…聴きたくもない愚痴などを一方的に聞かされて、こちらの予定も関係なく、自分の都合のよいように「そんなの今度でいいだろう」と強引に連れまわされる…そんなイメージで頭の中が占拠されました。
やっぱり、わたしの中の父親に対する苦手意識が、まだまだ残っているようです。
子供の頃から、父親に振り回されて、自分の思うように行かないと怒り出すので、従わざるを得なかった…。
そして、鬱になってからは、調子が悪くなると、そこには居ない父親の声が聞こえてきて…眠れなくなったり、さらに調子を崩すことが多かった。
カウンセリングを通して、父との関係が今のわたしに大きな影響を与えていることが分かり、色々と取り組んできました。
本当に調子のよい時なら何とか父と会う事は出来るのですが、拒否反応が出ているという事は、まだ万全ではないという事なのでしょうか…。
今回、鬱状態が酷くなり「死にたい…死にたい…」と思っていた時に、実は父から電話がありました。
その時も、自分の事ばかり…。
調子が悪いのに、父の都合でまた振り回されて…さらに鬱状態が悪化したのでした。
本当にいつも父からの連絡は間が悪く、わたしが調子が悪いときに連絡が来るので困っています。
だからだと思いますが、いくら弟の命日でも、父と会うのが辛かったのです。
その為、命日のお墓参りは避けて、数日たってからお墓参りに行ってきました。
「亡くなった弟の分まで頑張らなきゃ…」
そんな風に鬱になる前は思っていました。
でも…きっとこんな状態がずっと続いているから、逆に心配かけちゃってるよね…きっと。
自分の状態を優先で考えると…
今回は、自分の状態を見て、無理して行動しなかったのは正解だったと思います。
お墓参りに行きたい気持ちも強かったけど、それでまた調子を崩したら本末転倒。
調子を崩すことなく、過ごせたのだから、これで正解なのです。
状態を見て、「やめておこう」と判断できたことを評価しないとね。
今の自分にはそれが大事。
弟には申し訳ないけど、数日遅れてお墓参りに行ったのだから「許してw」と言う感じで。
こういう場面での、自分軸での判断が大切なのだと思います。