今回休職する直前…
体調が悪くて仕事を休みだしたころだったと思います。
徐々に仕事へ行くのが怖くなり、何をするのにも気力がわかず、身体に力が入らない…頭がクラクラしてどうにもならない状態でした。
そんな時は、ただ何となくラジオを聞いて…YouTubeでも過去の放送を見つけては、ずっと聞いていました。
オードリーのオールナイトニッポンの過去回をYouTubeで聴いていた時に、『星野源のオールナイトニッポン』にオードリーの若林さんがゲスト出演した回を見つけました。
オードリーの若林さんのトークが好きなので、何となく聴いてみることに…。
その中で、お二人が『普通』についてトークしていました。
・自分が思う『普通』の事をやると「それ間違ってるよ」と言われ阻害されてきた…別に暴力的な行為だったり、社会のルールから外れる行為ではないのに…
・自分は真っ直ぐやっているだけなのに…
・社会的には『普通』じゃないのかもしれないけど、俺にとっての『普通』…
・あなたは自分の『普通』を社会の『普通』にねじれさせて、それを適用させているのだから、あなたの方が『普通』じゃない…
そんなお話をされていました。
わたしが今まで悩まされていたのは、この『普通』という事だったのではないかと思います。
鬱になる以前も、父親をはじめ、周囲の人から押し付けられるその人の『普通』に悩まされてきました。
自分では「もっとこうしたい」「こう考えている」と言った事があっても、否定されると空気を読んで簡単に折れてしまう自分が居ました。
だから、若い頃は、自分の中に一本の強い『背骨』のようなものを作ろうと思っていました。
でも、ある日その『背骨』がポキンと折れた音が聞こえてから、わたしは鬱になりました。
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この以前書の記事に書いたように、確かに胸の辺りでポキンと折れた感覚がありました。わたしは、ポキンと折れたのはずっとわたしの心を支えていた『背骨』だったのではないかと思っています。
話がちょっとずれましたが、お二人が話していた『普通』…。
これって、自分は自分、人は人…という事なのかなと思います。
自分の感覚や考えを大切にしているからこそ、こんなトークができるのだと思います。
ポキンと『背骨』が折れてから、わたしは他人からの『普通』の押しつけを突っぱねられなくなりました。
そんな わたしは、人の目や評価に振り回されて、自分の中の『普通』に蓋をしてきました。
でも、それは自分を否定して、傷つける行為なんです。
もちろん、人から影響を受けて、自分が変わっていくことは良い事なのですが、わたしの場合は、影響を受けた訳ではなくて、納得もいかないのに他人の『普通』を受け入れていたのです。
そして、どれだけ わたしが自分の『普通』を曲げても、相手は自分の『普通』を曲げてはくれません。「前回はこっちが折れたのだから、今度はそっちだろう！」といくら思っても、勝手に折れたのはこちらだから、相手には関係ない…。
でも、そこに理不尽さを感じて鬱がさらに大きくなっていく…そんな感じでした。
もっと自分の『普通』に自信をもっていいんですよね。
それが、今のわたし自身なのだから。
これからも、負けそうになったら、この放送を繰り返し聴いてみようと思います。
何だか、背中を押してもらえそうな気がしています。
