今日も迷走中!!~鬱と向き合うオジさんの記録~

毎日迷走中のおっさんのブログです。主に鬱病の体験記です。その他、仕事の事、趣味の事などいろいろと書いていきます。

今回の鬱症状を振り返って…。

何だか嘘のように気持ちが落ち着いているので、今回の鬱症状を振り返ってみようと思います。

まず…

11月中旬までは、これと言った症状はなかったように感じていました。

でも、振り返ってみると、仕事中に昼休みが思うように取れなくなって来た頃から、「やばいぞ~」と言っていたような気がします。

 

やっぱり、わたしにとって昼休みは大変重要で…しかも、一人になる事に意味があったと思います。

夏に、どんなに暑くても自分の車で一人になる時間が本当に重要でした。

その時間で気持ちをリセットできたから。

その大切な時間が取れず…車に行くほどの時間が取れないから、仕方なく同僚と一緒にお昼を食べる(失礼な話ですね…ごめんなさい)。

お昼食べると、周りに人が居て落ち着かないから、休憩室を出る…。

そうすると、誰かしらにつかまって用事を頼まれる…。

そんな悪循環でした。

 

 

そんな時に「前もこんな感じあったよな…お昼休みとれない状態から鬱になったよな…」と頭を過っていましたが、どうにも決まった時間に休憩に入れず…そんな毎日を過ごしていました。

 

ただ、夜は眠れていたし、仕事へ行くのも以前のように嫌ではなかった…あと、運転中に独り言も言わなかった…だから、どこかで「大丈夫。上手くやれている」と安心しているところがあったのかも知れません。

 

自分で意図したわけでもなく、少しずつピリピリと張りつめた感じになっていたのかも知れません。

 

 

そんな時に、苦手な同僚から、とばっちりで文句を言われました。

何となく、前日から嫌な予感はしていたのですが…その日の事が、1つ目の落とし穴でした。

数日後、上司と話しているときに、上司の機嫌が悪いのを流せず、その時の他愛もない会話を暫く引きずっていました…これが2つ目の落とし穴。

今思えば、この頃すでに危険信号が出ていたと思います。

 

それでも何となく自分の中で消化したと思い込んでいたのだと思います。

だって、今までのような症状がなかったから。

 

でも、丁度この頃、同僚に仕事を頼まれたときに、「勘弁してよ…もう限界だよ」って返事した記憶があります。

 

冗談交じりで言ったつもりでしたが、心の叫びだったのかも知れません。

 

そうこしていたら、11月の中旬。

朝、目が覚めたら何だか身体が重くて…何とか起きたけど、どうも気持ちが重い。

「何とか仕事へ行けない事はないけど、これムリしたらヤバくないか?」

でも、何とか仕事行かないと…と思ったけど、妻と相談して「ここは無理しちゃだめだ」と仕事を休みました。

 

たしか2日くらい休んたと思います。

 

ただ、救いだったのは、数日後に診察とカウンセリングの予約をしていた事。

 

診察とカウンセリングまでに、何とか原因を見つけて乗り越えた…つもりでいました。

 

でも、乗り越えていなかったのだと思います。

 

同僚との飲み会で出た「理想」と言うNGワードが、引っかかるようになりました。

これが3つ目の落とし穴…。

 

それも何とか落としどころを見つけたつもりでしたが…。

 

11月下旬に濃厚接触者となり、1週間自宅待機になりました。

その時、張りつめていた緊張の糸が緩んだのか、夜になると何となく胸の辺りがソワソワした感覚。

これがいつものモヤモヤだったら「マズイ!!」となったのだけど、「ソワソワってなによ?」って感じ。

だから、あまり大袈裟に考えなかった…これがまずかったのかな。

 

毎晩、ソワソワがやってくる…だから、何だか眠れない。

初めはじっとしていられない感覚でした。

でも、眠れない日が続きだしたら、何もやる気が起きなくなっていました。

この頃から、腰痛も悪化して動いても、じっとしていても辛くなりました。

 

そうしたら、気付けばソワソワが恐怖に変わっていました。

仕事に対する…いや職場に対する恐怖でした。

 

立て直そうとしても、どうにもならない…。

何とか昼間のうちにノートを書いて原因を見つけて、一度落ち着くのだけど、朝になると元に戻っている。

そんな感じでした。

 

今までの鬱症状とどうしても比べてしまうから「まだ大したことない」と感じていたと思います。

どうしてもっと、小さな変化に気付いて早めに対応できなかったのだろう…

今になってはそんな風にも感がることがあります。

 

でも、そこには、心のどこかで「もう大丈夫」と言う油断があったのかな…と思っています。

対応策も上手くいって、半年くらいは全く症状がなかったから、安心していたところがあったと思うし、そう言い聞かせている自分もいたから、鬱症状を曇らせていたのかも知れません。

だから、自分自身から危険信号が出ていても、気付けなかった…そんな風に感じています。

 

 

お昼休憩を取れなくなったのは、仕事が忙しかったのもありますが、この頃すでに腰痛に悩まされていたので、定時に上がって接骨院へ行きたかったというのもありました。

無理をしないで、もう少し上手く手を抜くことができなかったのかな…なんて後悔もあります。

 

でも、調子がいいとどうしても、今までを取り返そうとするのか、少しずつ無理しちゃうんですよね。

 

そんな気持ちをぐっと堪えられる様にならなきゃいけないですね。

 

あとは、小さな危険信号も見落とさないようにしないと…。

気にしすぎも良くないけど、「まだ大丈夫」は危険でした。

 

結果、今回も仕事を辞める形になってしまったけど、鬱との関係はまた少し前進できたのかな…。

また前を向いて、今回の反省点を踏まえてやっていくしかないのですね…。