ブログを始めてからネットやSNSで、わたしと同じように鬱で苦しんでいる方を沢山見かけます。
辛い鬱症状を抱えている方を見かける度に、「こうしたらいいんじゃないかな」と自分の経験から声を掛けてあげたいと思うのですが、医師でもカウンセラーでもない わたしが無責任にアドバイスするのはいかがなものか…そんな風に考え、声を掛けることは控えています。
わたし自身、昨年末から今年の初めにかけて「死にたい」と毎日繰り返し口にするほど、鬱状態が酷かったので、鬱の辛さはとても分かるからです。
鬱が辛いとき、自分ならどんな言葉をかけて欲しかった…?
そう考えると簡単ではないし、「もしかしたら、自分の言葉で追い込んでしまわないか…。」余計になんて声を掛けていいのか分からなくなってしまいます。
鬱になった初期の頃に、鬱の元同僚から毎晩電話で不安を聞かされ、どんどん症状が悪化したことがありました。
それからは、鬱の人とのやり取りは避けていました。
だから、ネットやSNSへ投稿する勇気は、わたしにはありませんでした。
自分の事もどうにもならない時に、人の苦しみまで背負うのは、トドメを刺されるような感覚だったからです。
わたしは妻が側にいてくれて、不安や愚痴を受け止めてくれたから何とかなりました。だから、妻にはとても感謝しています!
不安や愚痴をSNSで吐き出して、そのコメントに温かく寄り添ってくれる方が居るだけでも、とても支えになっているんじゃないかと思います。
中には「なんでそんな事、わざわざ言うんだろう…」って人も居ますが、そんな時もフォローしてくれる方がSNSにいる事は、本当にありがたい事だと思います。
わたしがブログをはじめる時も、実は何年も悩みました。
自分の経験や考えなどを書いてみたいけど、叩かれてしまったり、鬱に引っ張られてしまうのが怖かったから…。
それでも、意を決してブログを始めてからは、頭の中でモヤモヤと考えていた事がハッキリしてきたと思います。
誰かに読んでもらうのだから…と自分なりに分かりやすくと考えて記事にすることで、自分の中で明確になって行くのかも知れません。
そして、わたしのブログを見てくださっている方が居らっしゃることが分かると、とても励みになります。
さて、今回は何が言いたかったかと言うと…
「鬱が酷いときはこうしたらいいよ…」とか
「症状で悩むより、自分と向き合った方が楽になれるよ」とか
最初はそんな事を書こうかと思っていたんです。
でも書いているうちに、ネットやブログ、SNSも支え合う場になるのなら、とても大切な場所なんじゃないかな…そんな風に思いました。
ただね、わたし自身の経験だと…鬱が酷い時ほど、自分の状態を何とかしたいと思うほど、色々な人の意見を全部まる飲みしちゃうんです…流れ込んできちゃうと言うか…。
だから、人の言葉がグサグサと心に刺さりやすいんだと思うんです。
参考になる意見なども、全部受け入れちゃうから、良い意見にも溺れてしまうんです。
良かれと思って言ってくれた言葉でも、その時の状態では、突き落とされたと感じてしまうんです。
本当に苦労しました…。
ブログを書いていても、そんな事がとても心配になります。
自分の書いた記事が、苦しめてしまうんじゃないかって…。
だから、腹八分目じゃないけど、ちょっと距離を開けて受け取ると言うか…少し心に余裕がもてるといいのかな…。
鬱になると、「自分の居場所がない」と感じるから、ネットやSNSは支えてくれる人が居る…自分の居場所になるんじゃないかな…。
それってとても大切な事なのかもしれません。
わたしのブログもそんな場になってくれるといいなぁ…。
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