以前にもちょこっとだけ触れました『HSP』。
詳しくはこちらをご覧ください↓↓↓(軽く触れてます)
『HSP』とは…Highly Sensitive person
「生まれつき非常に感受性が高く、敏感な気質の持ち主」と言った事のようです。
わたしが『HSP』について知ったのは、数年前、あるアプリで見つけた漫画がきっかけでした。
何となく気になって、この『わたしは繊細さん』という漫画を毎日スマホのアプリで読んでいました。
(課金しないから、1日1話しか読めなかっただけなんですけどねw)
「あれ?何となく同じようなことで自分も悩んでるな…。」と思い、ネットで調べてみたら、「わかる!わかる!」ってことばかり。
そして、ネットで見つけた「○○個当てはまったら、あなたはHSP」みたいな、診断チェックリストをやってみると…
何と、殆どチェックが入り、「あなたはHSPです」って。
そこで妻に、
「今こんな漫画読んでるんだけど、HSPっていうのがあるらしいんだよね」
と話したら、なんと妻もHSPについて知っていました。
妻も、「何だか、どれも 当てはまっているよね」と言ってくれたで、そこから注目するようになりました。
直ぐに、この漫画を監修されている武田友紀さんの著書『『繊細さん」の本』を購入しました。
(本書の中で、武田友紀さんはHSPを親しみを込めて『繊細さん』と呼ばれています。)
ところが、世の中で急に『HSP』が取り上げられるようになり、TVやネットニュースなどで著名人が「わたしも!」「わたしも!」って次々に「自分もHSPだ!」と言っているというニュースが飛び交いました。
そうしたら、何となく曳いちゃって…。
せっかく買った本を読んでも頭に入ってきませんでした。
(これがわたしのイケナイところ)
それでも頭の片隅に『HSP』の事がありました。
去年の11月に、「あれ?何だかおかしいぞ。これは早めに休んだほうがいいかも」と思い、妻と相談して仕事を1日休みました。
1日休んだら徐々に鬱状態が酷くなってしまい、2日、3日と休むようになり、最後は主治医の指示で休職する事になりました。
はじめは、「そこまで重症じゃない」との判断で、1週間くらい休んで出勤したのですが、2~3日勤めるとまた動けなくなってしまいました。
そんな事を、何度か繰り返し、結局は長期の休職となってしまった訳です。
ちょこちょこと出勤した時に上司から「細かい事を気付いちゃう」「その辺を自分でどう対処していくか…」みたいな話がありました。
細かい事に『気付いちゃう』
この言葉が頭の中でグルグルと回っていました。
「これって以前も言われたな…」
「でも、それって悪い事なのかな…」
「気付かないほうが悪いだろう…」
「そう言えば…『細かい周りの事に気付く』って何かにあったような…」と思っていたら、
ふと『繊細さん』『HSP]』って言葉が頭に浮かんできて
「『繊細さん…あの本もう一回読んでみようかな?」
と思いました。
(この時、かなりモヤモヤ、イライラしていたのに、よく思い出したなと思いますw)
でも、この時点ではまだ、本を読む気力がなく、
まずは体力の回復を図るため、ひたすら寝ました。
余力が出てきたところから、『「繊細さん」の本』を読んでみました。
そして、気になったところをノートにまとめてみることにしました。
『気付いちゃう』事以外にも、『どうしてこんなに疲れちゃうのか』『何で自分ばかり…』と思う事などなど。
自分が今まで『生きずらい』と感じていたことばかり書かれていて、勉強になりました。
そこで、自分が悩み苦しんでいた事は、『自分の生まれ持った気質』なのだから仕方がないことだと分かりました。
そして、自分に良かれと思っていたことは、実は自分の首を絞めていたのだという事にも気付けました。
原因とその対処方法も見つかった事と、自分がまた鬱になってしまった原因が明確になり、何だか「ほっ」っとしました。
(この辺の事は、そのうち詳しく書けたらいいな と思います。)
わたしが本当に『HSP』なのか?
現時点では、本やネットでの『診断チェック』をしたに過ぎません。
だからと言って、
診断テストを受けに行って、正式に自分が『HSP』だと知ろうとも思いません。
今回、こうして自分の悩みや苦しみについて、その原因や対処法が知れただけでも、大収穫です。
だから、自分が『HSP』なのか『HSPじゃないか』は重要ではないのです。
そこに拘っても意味がない。むしろ先へ進めないと思いました。
わたしはこれまで、自分の『病名』に縛られ過ぎたのかなと思います。
最初に、「まだ病名が付けられないからとりあえず」と言われた「抑うつ性神経症」。
別の病院で、家族に納得いくように話してくれた先生は「重度の鬱病」
そのあとも、「パニック障害」やら「強迫性障害」やら…あと何があったかなw
いくつも言われると、「結局どうれなの?どうすりゃいいの?」「自分は一体何て言う病気なの?」ってなってしまい、また追い込まれてしまいます。
そうやって自分を苦しめてきました。
だから、
自分が納得できるところを『いいとこ取り』していこう。
それで自分が前に進めるのならば「OK」と思うようにしました。
そうしないと、
『ちょっとでも当てはまらないもの』や
『納得のいかないもの』があったり、
『お前なんかHSPじゃないよ!』なんて言われたら、
そこで落ち込んで、挫折してしまうでしょう。きっと。
だって、それくらい
心が弱っている訳だし、自信も全然ないのだから。
そんな訳で、
『わたしはHSP…なのかもしれない。』
それ位で丁度いいのだと思っています。
こう思えるまで時間がかかったけど、
こう思えるようになったら、本当に楽になりました。
わたしは、どうしても「こうでなくてはいけない」と固く考えがちです。
でもそれが自分を苦しめるのならば、
色々な事を少しずつ緩めて考えていけるようになりたいと思います。。