鬱病5年目に社会復帰した際に出会った、デイサービスのドライバーさん。
この方との出会いは非常に大きかったです。
ドライバーさんは、わたしの父親と同年代の方。
一緒に働いていた頃も、よく飲みに行きました。
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鬱病6年目…わたしがその職場を辞めてからは、わたしの鬱が酷く…そして、薬が合わなくて苦しんでいたために、疎遠になっていました。
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鬱病7年目に入った春先だったと思います。
丁度、わたしが前の主治医から現在の主治医へ変更してもらったころです。
急にドライバーさんから連絡をいただきました。
「体調どうですか?久しぶりにあいませんか?」って。
まだ、自信がなくて悩みましたが、何か一歩踏み出したくて、お会いする事にしました。
今でも覚えていますが、久しぶりにお会いする前日に、妻とドラッグストアーで自分の症状に近いものが書いてある漢方薬を買いました。
飲んでみたら、物凄く落ち着いて、よく眠れたんです。
あまりにもよく眠れて、ドライバーさんとお会いする約束の日の昼過ぎまで、ぐっすりと眠りました。(約束無ければ、もっと眠っていたと思います。)
夕方からドライバーさんと会って、久しぶりに飲みながら色々とお話ししました。
話の中で、「今、畑やってるんだけど、明日手伝ってよ」って言われました。
久しぶりにぐっすりと眠れた事。
それと、一歩踏み出したいと言う気持ちがあったので、翌日、畑のお手伝いをさせてもらいました。
電車を乗り継いで、ドライバーさんの自宅へ。
その道中も、実際はドキドキでした。
何しろ、この1年は殆ど自宅付近しか出かけておらず、少し遠くに買い物など行く時は妻が一緒でした。
一人で電車を乗り継いでいくのは、不安ばかりでした。
ドライバーさんの自宅で、畑で使う道具や肥料などを車に乗せて、ドライバーさんが借りている畑へ。
久しぶりに太陽の下で汗をかいている気持ちよさと…
「大丈夫かな…」という不安。
それと、新しい主治医やカウンセラーから言われていた
「やりすぎない」
「がんばりすぎない」
と言う言葉が頭の中で渦を巻いていました。
たしか、お昼前から夕方まで作業して、いろんな意味でクタクタでした。
その日、ドライバーさん宅で夕食に誘ってくださったのですが…
もう限界に近かったので、遠慮させていただきました。
(ここで断れたのも、大きな一歩でした。)
それからは、約半年後に再就職するまでの間、毎週日曜日にお手伝いさせていただきました。
畑のお手伝いをさせて頂いた事が、そして、その後の反省会(飲み会)が、随分とわたしを後押ししてくれました。
そんな中、自宅でも、プランターで野菜の栽培を始めました。
畑仕事が楽しかった事。
そとで汗をかくのが気持ちよかった事。
何より、野菜が育っていく過程が、そして収穫が楽しかった事。
そんな理由で始めました!
分からない事をドライバーさんに聞いてみたり、自分でいろいろ調べて試行錯誤するのが楽しかったです。
だから、気持ちが少しずつ前向きになって行ったような気がします。
畑仕事は、鬱になったばかりの頃に、以前お世話になった看護師さんからも「土いじりはいいよ」と言われたのが、頭の片隅にありました。
だから、ドライバーさんから畑仕事に誘っていただいたのは、いいきっかけになりました。
勇気を出して、一歩踏み出して本当に良かったです。
今年も我が家では、トウモロコシとアスパラ、ジャガイモを収穫しました。
今年はどれも、おいしかったです。
これからまた土づくりをして、何を植えようか考えています。