一時期は、鬱症状が強く出ていたため、全く机に向かってノートを書くことができませんでした。
仕事を辞めた時に、カウンセラーさんから「少し時間をおいてからでいいので、仕事での事を書き出して、その気持ちを受容してください。」とアドバイスをいただきました。
アドバイスをもらった頃は、まだちょっと気が乗らず、机に向かう事ができませんでしたが、日が経つにつれ、鬱症状が嘘のようにスッキリしたので、最近また『自分と向き合うノート』を書くようになりました。
書いてみると、やっぱり今までは気付けなかった部分が見えてきました。
今までは、ノートに書いても、出てくるのは『仕事であった嫌な事』ばかりでした。
仕事中は色々な事があったけど、なぜ余裕がなかったのだろう…。
そんな風に考えると、まず出てくるのは『自信が無かった』こと。
何度も鬱を繰り返しては仕事を辞めざるを得ない状態になり、退職してきました。
鬱を繰り返すたびに、そんな自分を嫌い、自信を無くしていきました。
また、それまでは普通に話していたのに急にスパンと相手の名前が分からなくなったりすることがあったので、何をするにも「また急に忘れたらどうしよう」と言う恐怖があり、何をするにも自信が持てませんでした。
去年の春に休職から復帰してからは、「過去の自分をもう一度認めることが自信につながるのでは?」と思い、行動する事によって、少しずつ自信を取り戻してきてはいました…。
自信が少しずつ回復してきていたのに、なぜ…?
そう考えると、やっぱり わたしは、人の評価…否定されることが怖かったのかな…と言うところに辿り着きます。
「また一緒に働こう」と言ってくれた仲間や、再び雇ってくれた職場に恩返しがしたい。
迷惑を掛けられない…。
問題を起こさないように…。
鬱になってまた休まないように…。
また辞めないように…。
そんな気持ちが強かったのかなと思います。
だから、今考えたらどうでもいいようなルールを無意識に作って、それに縛られているから、自分自身に制限が沢山出来ていく…。
それは、決して誰かから言い渡されたルールではなくて、あくまでも自分で作ってしまったもの…。
それを破ってしまうと迷惑をかけてしまう…
どこかで、そんな思いがあったのかなと。
『自分と向き合うノート』をさらに書いていくと…
『鬱にならない為のルール』であったり…
『自分が傷つかない為のルール』であったり…
追加の自分ルールが沢山出てきました。
追加で出てきたルールは全て、『自分を守るためのもの』です
今思えば、ルールばかりで雁字搦めです…。
そう考えてみると、『迷惑を掛けない為のルール』は別物のように思えますが、ノートを書き続けると、『迷惑を掛けない』というのは実は『嫌われない為』のものだったのかなという結論にたどり着きました。
迷惑を掛けられない…。
問題を起こさないように…。
鬱になってまた休まないように…。
また辞めないように…。
これって言い換えると『嫌われない為に…』って事なんだと思うのです。
つまり…『迷惑を掛けない為のルール』も、実は『自分を守るためのもの』だったのです。
要するに、わたしは無意識に、人の目を気にして、人の評価をきにしていたのだと気づきました。
だから、職場へ行くと構えてしまう自分が居て、どこか張りつめたような…身動きが取れない…そんな感じがあったのかなと思います。
それは…疲れますよね。
無意識の中でも、『自分を守る』つもりだったルールは、実は自分を苦しめる、生きにくくさせるものだったと気づかされました。
迷惑を掛けたくない…
要は、良い子でなければいけない。
それは、自分を否定されたくないから…。
自分では気づかないうちに、そんな事を気にして生きているから、ちょっとしたことでショックが大きいのかな…。
ちょっとしたことがあると、それを回避しようとしてまた身構える…。
だから、無意識のうちにルールが増えていって、無意識のうちに完璧を求めているのだと思います。
だから気付くと追い込まれている…手詰まりになっているのです。
気付いた時にはもう遅いのです…。
こんな結論になってみると、「そりゃ疲れるよね」って思いますね。
でも、今回気付けて良かったと思います。
ブログで毎度同じような事を書いている気もしますが…少しずつ前進していると思っていただけるとありがたいです。
これからは、人の目を気にするより、『自分のままでいいや』と思えるようになっていきたい…そう思っています。