今日も迷走中!!~鬱と向き合うオジさんの記録~

毎日迷走中のおっさんのブログです。主に鬱病の体験記です。その他、仕事の事、趣味の事などいろいろと書いていきます。

就活から生まれた恐怖

今週の月曜日から少しずつ動き出そう…そう決意して、少しだけ診察日をフライングして就活を始めました。

仕事を辞めたら、それまでの鬱状態が嘘のように良くなって、「早く働きたい」と家に居てもじっとしていられなかった事と、先週カウンセリングでも、背中を押してもらったので、「まずは一歩踏み出そう」と以前情報収集のために登録していた、就活サイトに再度連絡してみました。

すると直ぐに連絡をくれて、条件に合う求人を幾つかLINEで送ってもらうことになりました。

送ってもらった求人を見て、妻とも話し合い、夜遅くに求人先の場所を数件見て回ったりもしました。

何だか、不安よりも、「やってやるぞー!」と気持ちが高ぶっていたように思います。

 

翌日の夕方、再度、就活サイトの方から連絡を貰い、気になった求人について質問する中で、「今はコロナで面接前に見学に行くことができないので、面接兼見学と言う形になります」「面接受けてみませんか?」と勧められました。

 

その電話で、気になった点などを確認する中で、どこかで今までの職場での事などが頭を過っていたのだと思います。

 

電話で「面接」と言うワードが出たら、昨年末に仕事を休みだす直前にあった、胸の辺りでソワソワした感覚が出てきました。

 

「……!!」

 

電話を終えてから、ソワソワが少し強くなったような感じがしました。

 

「これまずいな…」

 

そんな風に思っていると、昨年末に同様の感覚があった時と同じように、じっとしていられないと言うか…じっとしているのが辛い…そんな感覚になりました。

じっとしていられないのは、恐らく、ソワソワした感じを誤魔化したいからではないかな…とも思います。

 

 

「あぁ…あの時と一緒だ…」

 

ソワソワ感が治まる気配はなく…ずっと続きました。

 

「また振出しに戻ってしまうのか!?」

 

そんな思いも頭を過りました。

 

その日はソワソワ感のせいで、早く布団に入る事ができませんでした。

 

 

翌日、昨晩の様子をカウンセリングの先生にメールで報告して、アドバイスをお願いしました。

 

その日は、たまたま受診日だった為、主治医に仕事を辞めてから昨晩までの様子を報告しました。

「介護の仕事にこだわらなくてもいいのでは?」

とも言われましたが、自分の気持ちをお話して、数週間前までは最悪の状態だったのだから、「情報収集位の就活はしてもいいけど、もう少し…せめて今月一杯はゆっくりしましょう」という事になりました。

 

本当は、その日の夕方に、就活サイトの担当者から電話を貰って返事をする予定でしたが、「体調が悪いので…」と延期してもらいました。

主治医からの話もお伝えして、来週、今後の就活方法をお話しすることになりました。

 

カウンセリングの先生からは夕方メールを貰い、「介護の仕事をしたいのは何故か?介護の仕事への不安は何故か?をノートに書いてみてください」とアドバイスを貰って、やってみました。

 

ノートに書いていくなかで…「あぁなるほど…」と思いました。

わたしは、介護に対しての想いは沢山持っています。

その想いを形にできないことにモヤモヤしていたのだと思っていました。

でも、実際は…

『辞めないで仕事を続けなくてはいけない』

『失敗は許されない』

『真面目に働かなくちゃ』

…などなど自分の中で、自分をよく見せようとする意識が強く、自分を縛るルールを作っていた事。

それにプラスして…

『今度こそ、鬱にならないようにしなくてはいけない』

『鬱で休んだりしないようにしなくちゃいけない』

…と言う思いから、

「鬱にならない為には、こうしなくちゃいけない!!」

と言う様々なルールを作って、こちらでも自分を縛り付けていたのだと気づきました。

 

 

そのルールがまた復活するのならば、嫌になりますよね…。

 

 

 

このブログを始めたころに、随分と考え方が変わったと思っていました。

でも、それはどちらかと言うとプライベート方面での緩和が大きかったのかな…と思います。

仕事面でも、随分と意識していたつもりですが…気付けていなかったことが多いのかな…と反省しています。

 

 

それでは、何で介護をまだ続けたいのか…。

 

鬱になる前、嫌な事も沢山あったけど、楽しく仕事できていたんですよね…。

 

あの楽しく仕事していた感じをまた味わいたいのではないかな…そんな風に思います。

 

ギター弾いて利用者さんと歌ったり、折り紙やら手芸なんかをやるのも楽しかった。

PC教室みたいなこともやったっけ…。

 

 

いろいろアイディアを出して、仕事できたから余計楽しかった。

そして、利用者さんから自分の介護観を決める、有り難い言葉を頂いたのもこの頃です。

 

そう思うと、『鬱にならない…戻らない為に…』って『楽しかった部分』を否定して遠ざけていたなぁ…と思います。

『鬱にならない為に…』

その気持ちが強くて

「今までと同じように働いてはダメ…」と言うアドバイスから、以前の自分を完全否定していました。

完全否定しても、また鬱になる…だって本当の気持ちを無視した行為だから。

過去を完全否定するって事は、自分の介護観も否定するってことだから…。

それに気づいて少しずつ過去の自分がやって来たことを思い出してやってみたのが去年。

過去の自分を肯定する行為は、自信を取り戻してくれた。

今回、鬱が酷くなって仕事を辞めたのは、「いいところまで気付いたけど、まだ分かってくれてないよ」って心の奥の方から教えてくれていたのかも知れません。

 

 

だから、次働く時は、『楽しんで働く』事を意識したいと思います。

そう思ったら、『周りにどう思われるか』とか『失敗したら』とか『上手くやれるのか』とか少しずつですが、どうでもよくなって来たようです。

 

もちろん、楽しんでばかりは居られないと思います。

色々やらなきゃいけない事もあるし、嫌な思いもするだろうし…

 

でも、そこにばかり意識を持っていくと、自分を縛るルールが再発動して、不安で動けなくなると思うのです。

 

だから、『楽しんで働く』をテーマに…結局それが『悔いの残らないように…』という事に繋がるように思うのです。

 

ossanmeisocyu.hatenablog.com

 

きっと、「この事に気付かないとまた同じだよ」と言う警告がソワソワ感だったのかも知れませんね。

 

 

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