一か月以上続いた咳も、漸く落ち着いてきました。
なかなかブログを更新できない中、「ブログに書きたいな…」と思う事が浮かんでは消え浮かんでは消え…。
そんな中で、最近よく考えていた事を今回は書いてみようと思います。
冒頭にも書きましたが、一か月以上咳が続いていました。
辛いので、どうしても「咳がでる」と言う症状にばかり気持ちが行ってしまい、「何とか咳を止めたい」と思ってしまいます。
実際、市販の咳止め薬を何度買いに行った事か…。
でも、咳が出るのには原因があるんですよね。
受診してみると、わたしの場合は『気管支炎』との事でした。
目立つ症状ばかりを何とか消し去ろうとしても、咳の『原因』を何とかしないと良くならないという事だと思います。
ここからは長い事、介護に携わってきた経験から感じ、大切にしてきた考えです。
まぁ賛否あるかと思いますが…
介護の現場で働いていると『問題行動』と言う言葉を耳にします。
例えば、認知症の方に見られる徘徊や見当識障害、暴力行為だったり、弄便、異食などについて、そんな風に呼んだりします。
『問題行動』について話し合うときに、『認知症』だからと考えてしまうと、そこで手詰まりになってしまいます。
そんな時わたしは、『認知症』であるという事は無しにして、『自分だったら、どんな時にあんな行動をするかな?』と考えるようにしています。
すると、「もしかしたら、これが原因かもしれない」という事が見えてくるのです。
自分が感じた問題点があっていれば、どんなアプローチをしたらいいのかも見えてきます。
抱えている問題が解消されていくと、『問題行動』も落ち着いてくる事が多いです。
これって、鬱で苦しんでいた自分にも当てはまる事で…
鬱症状って、本当に辛いですよね。
鬱になった当初は、鬱になった自分が信じられなかった。
そして、しばらくの間(何年もかかってしまいましたが…)は自分を苦しめる鬱症状を「何とか軽くしたい、治したい」そんな考えばかりでした。
これって、先ほどお話しした「咳が止まらない」であったり、「問題行動」であったりを取り除こうとしていたのと同じなんですよね。
本当にやらなければいけなかったのは、鬱になった原因を見つけて、そこを改善していく事だったんです。
大まかに言えば、鬱になった原因は自分を大切にしてこなかった事…自分を無視し続けてきた事でした。
まだまだ上手くできていないところもあるけど、自分を大切にするようにして、自分の気持ちを大切にするようにしてみたら、鬱症状は出なくなっていきました。
「咳が止まらない」ことも「問題行動」も「鬱症状」も、「原因があるよ」と言うサインだと考えたら分かり易いのかな。
鬱症状ってホントに辛いから、なかなか『原因』を見つけようってところまで行かないと思います。何よりそんな気力が湧かないですよね。『原因』が見つかっても、わたしの場合はなかなか素直に受け止められなかったので、簡単な事ではないのかも知れません。
でも、『原因』を向き合うようになってからは、症状と向き合っていた頃よりも楽になって行きました。
わたしの場合はカウンセラーとの出会いが大きくて、『原因』と向き合うキッカケとなりました。
このブログでは分かりにくいかも知れませんが、どなたかのキッカケになれたらいいなぁと思っています。
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