今日も迷走中!!~鬱と向き合うオジさんの記録~

毎日迷走中のおっさんのブログです。主に鬱病の体験記です。その他、仕事の事、趣味の事などいろいろと書いていきます。

子供の頃の自分にかける言葉

カウンセリングで、過去を振り返って「子供の頃のあなたを想像して、声をかけてあげてください。」と言われることがあります。

 

でも、毎回「…なんて声かけたらいいんだろう?」って迷ってしまいます。

 

子供の頃の事を思い出してみると…

父親から言われた事は、わたしに対して否定的な言葉しか思い浮かびません。

「何やってんだ!まったく!!」

「そんな事やったってしょうがない!」

「嫌なら出ていけ!」

「お前より、○○(同い年の従兄弟)の方が優秀だ!」…などなど。

 

子供のころ母に、「出ていくから、従兄弟を養子にもらえば」なんて言った記憶もあります。

もちろん、母はいつもフォローしてくれましたし、「そんな事はない」って、わたしを肯定してくれましたが、父の言葉にいつも傷ついて、頭を離れませんでした。

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だからかもしれませんが、「子供の頃の自分に声をかけてあげて」と言われても、なんて声かけていいのか分からないんです。

 

先日、妻と買い物に行ったとき、ある親子の会話が聞こえてきました。

女の子 あれ、前にみんなで食べたね!

お父さんそうだね。美味しかったね。よく覚えていたね。またみんなで食べようね。

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この会話が、頭から離れませんでした。

 

帰宅してからも、あの親子の会話が忘れられず、感じたことをノートに書いていると、

 

「そういえば、あんな風に、父親から言ってもらった事ないな」…

 

「そうか、あの親子の会話のように、自分に声をかけてあげればいいんだ!」って漸く気が付きました。

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そして、わたしが父から言って欲しかったのは、何でも否定した返答ではなく、小さなことでも肯定してほしかったのだと。

 

何度か書きましたが、わたしはかなり自己肯定感が低いです。0って言ってもいいくらい。

 

自分を認めてほしくって、無理して無理して…上手くできた事も、達成感がなく、さらに追求するという変な癖まであります。

 

そして、自分で自分をどんどん追い込んで、最後は動けなくなると言った感じです。

 

もしかすると、カウンセリングで言われる、子供の頃の自分に声をかけてあげると言うのは、あのお父さんのようなちょっとした事でも自分を肯定してあげるような言葉なのかなもしれません。

だって、傷ついた自分に声をかけてあげるんだから…。

そして、自分が欲していた言葉なのだから…。

 

ただね…今まで意識したこともなかったし、肯定する言葉を言うのは、またちょっと恥ずかしい気がしています。

 

まだ慣れないけど、少しずつあの親子の会話を参考にして、自分に声をかけていこうと思います。