去年、仕事が忙しくてブログがなかなか更新できなかったときに、はじめて鬱になってから現在まで、どうしてこんなにも迷走してきたのかな?…と考えていました。
胸の辺りで何かがポキッと折れた感じがしてから、色々な鬱症状が出てきて「自分がぶっ壊れてしまった」と感じたところから始まった鬱との日々。
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鬱になる前は、自分が鬱病になるなんて、想像もしていなかった…。
いや…初めて受診した心療内科で「鬱の一歩手前だから、休んだほうがいい」と言われた時も、「まさか…ね」と半信半疑だった…
どこかで、「TVの中での事で、自分には関係ない事」と思っていたくらい、自分とは『関係の無い世界』だったのだと思います。
医師からも、「一歩手前」と言われたし、診断書を提出した時に上司から「鬱は風邪をひいたようなものだから…」なんて言われたため、知識の無いわたしは安易に考えてしまいました。
「安易にかんがえてしまった」のだけれど、症状はどんどん悪くなる…
カラダに力が入らない…
起きられない…
涙が止まらない…
眠れない…
何だかモヤモヤした感じ…
不安がどんどん膨らんでいく…
電話が怖い…
外へ出るのが怖い…
あげたらキリがないくらい、色々な症状が次々とでてきた…
それでも、当時のわたしを支えていたのは、「一歩手前」「風邪みたいなもの」と言う言葉…。
だから、直ぐに良くなるのだと…直ぐに治るのだと思っていました。
自分の置かれている状況が理解できていないわけだから、家族を含め周りの人に分かってもらう事が難しいのも当然だったと思います。
「気持ちの問題」
「気力の問題」
「やるきがないだけだ」
そんな風に言われたことも多々ありました。
でも、「そうじゃないんだ」という事は分かるけど、理解してもらえるように説明はできない…知識がないのもそうだけど、頭が働かない…頭の中の回線がこんがらがっているというか、歯車がかみ合わず空回りしているというか…だから、上手く説明できなかったんです。
色々な症状がでているし、頭も働かない…
そんな状態でも、「早く治して仕事へ行かなくちゃ」という気持ちだけは変わらなかった…
「自分は鬱の一歩手前なんだ…だから鬱ではないんだ」
「風邪みたいなものなら、直ぐに治るはず」
そんな思いが、気持ちを焦らせて…気持ちを空回りさせて…
結局は、現実と向き合おうとしていなかった…その覚悟がなかったのだと思います。
当時のわたしは、知らない人とすれ違うだけでも「あいつ鬱病なんだぜ、終わってるな」と言われているような…実際にそんな声が聞こえたような錯覚もあり…すれ違うと目が回ってしまって座り込んでしまうほどでした。
もしかしたら、現実を受け入れてしまうと「お前はもうだめだ」と言うレッテルを張られてしまうようで、目を背けていただけなのかもしれません。
そんな調子で現実と…いや鬱と向き合おうとしなかった事が、わたしが長い年月迷走してしまった原因なのではないかと思っています。
現実から目を背けた為に、遠回りして、道にも迷って、考えて、悩んて、苦しんで…
「こうしてみよう」「ああしてみよう」と色々と試してはみるものの、ゴールは見えず…そんな感じで『迷走』し続けて…やっと辿り着いたのが、『自分と向き合う』という事でした。
『自分と向き合う』事を始めてからは、鬱症状を感じない時間も増えてきました。
それでも忘れた頃にやってくる『鬱』は自分の『生きずらさ』の原因が「まだまだあるんだよ」と言っているような気がします。
今回の『鬱』も、わたしが抱える『生きずらさ』に気付かせてくれました。
そして、気付いた『生きずらさ』を手放すことができた時、わたしの心はまた軽くなりました。
『生きずらさ』というのは、自分と向き合えていないという事なのかもしれませんね。
随分と楽になったと感じているけど、今回もまた鬱になり仕事を辞める事になった事で、まだまだ自分と向き合えていない…本当の自分を無視したり、目を背けているところがあるのだと実感しました。
時間はかかると思いますが、『本当の自分』に会えるように、これからも『鬱』と『自分』と向き合って行きたいと思います。
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