今日も迷走中!!~鬱と向き合うオジさんの記録~

毎日迷走中のおっさんのブログです。主に鬱病の体験記です。その他、仕事の事、趣味の事などいろいろと書いていきます。

一人会議は言語化しよう

『一人会議』をすることが癖になっています。

気が付くと、頭の中で自分の考えを巡らせたり、誰かに説明するように話していたり、「あのときはこうすべきだったんじゃないか?」「いやあれしか方法がなかった」「でもこんな風には考えられないかな…」なんて話し合ったり(?)しています。

でも、大体は自分の想いを誰かに話している事が多い気がします。

 

『一人会議』をするようになったのはいつからだろう…

 

子供の頃はおしゃべりが好きでした。

もちろん一人で考えたり、想像したりするのも好きだったけど…。

父が自分の話を「どうでもいいこと」と言って聞いてくれないのは、いつもの事。

なのに、「うちの息子が言ってた」なんて酔っぱらって言って話を大きくして言いふらしてくるから、小学校3~4年生の頃には、「みんなに迷惑がかかるから」という理由から「余計な事をしゃべるのは止そう。」と考えるようになった。

 

喋る事に対して少しずつ恐怖を感じるようになると、「極力しゃべらないほうがいいのかも」「友達もいらない」なんて思うようになりました。

 

喋る事への恐怖はあったけど、小学校の5~6年生の頃に『TVタックル』を見ていて、「あんな風に、自分の意見を言い合えたらいいな」と思っていました。

だから、ホームルームでの話し合いは予定調和で「何やってんだろう」といつも思っていました。話し合っているようで、結局は答えが決まっている。特に6年生の時は担任の用意した答えに向かって「賛成」と言うだけの話し合いでウンザリしていた事を覚えています。

あまり記憶にはないけど、クラスメイトとは普通に話せるけど、どこか物足りないと言う感覚が強くなっていたから、『一人会議』をしていたような気がします。

 

鬱になってから…いや鬱になる前辺りから、特に一人会議の時間が増えてました。

特に、鬱症状が酷くなる予兆として認識していました。

ただ、以前と違うのは一人になると『モヤモヤ、イライラした気持ち』や鬱の原因となる『仕舞い込んだ気持ち』が頭の中で収まりきらず、ブツブツと独り言を言うようになりました。

 

 

話は少し逸れますが…

去年、職場の研修でのグループワークで話し合っていた時のことです。

自分の介護現場での対応について説明を求められたときに「感覚なんですよね」としか答えられませんでした。

確かに、説明のしようがなくて「(長年の)感覚」としか言えなかったのですが、それを「何とか言語化できないか?」と言われました。

 

その時のわたしは「感覚を大事にしたい。言語化してしまうと感じ取れなくなるような気がする」という思いが強かったので「難しいです」としか答えられませんでした。

 

でも次の研修の時に「『自分と向き合う事』について話してほしい」と言われました。

これに関しては『自分と向き合うノート』やこのブログをやっていたおかげで、自分なりにお話しできたと思っています。

 

どちらも頭の中で『一人会議』をしていた議題でブツブツと独り言で話していた内容…。なのになぜ『介護の事』は話せず、『自分と向き合う事』は話せたのでしょうか?



きっとそれは『一人会議の内容を書き出したかどうか』のような気がします。

「議事録を作ったかどうか」と言うかw

 

頭の中がノートに書くことで明確となった。

そして、明確になったから伝えられる様になったのだと思います。

 

『一人会議』の内容は、自分の伝えたい事だったり、聞いて欲しい事だったりが殆どです。それが独り言として 溢れ出してくる頃は、自分自身が限界に近付いている。そして限界を迎えた時に漸く訴えるけど、只でさえ言語化できていないものを、鬱の状態が酷くなっているから、自分では分かり易く伝えているつもりでも余計にわかりにくくなっているような気がします。

だから「誰も分かってくれない」と感じてしまうのだと思います。

 

それと、普段から自分の発言に自信が持てないのも、言語化できていない事が要因の一つなのかも知れません。

 

 

最近の『一人会議』の内容は『介護について』ばかりです。

自分の介護観であったり、前の職場での事だったり…。

中々結論が出ない『一人会議』が続いております。

 

そんな時、ふと思いました。

そう言えば仕事の事って なかなかノートに書く事がなかったな…って。

 

思いは強くても、言語化できる状態になかった。

だから、いざと言うときに自分の考えを伝えられなかったのかな…。

自分の考えを伝えられなかった…

伝えるのが怖くて逃げていた…

という事は、自分の気持ちを無視していたのと同じです。

これが、今もなお『一人会議』が続いている原因かも知れません。

つまり、ここでも自分と向き合えていなかった、本心を無視していたという事なんだと思います。

 

 

これからは、自分の考えや思いも怖がらずに話せるようになりたいと思っています。

その為にも、ノートに書きだして自分自身を明確にしていこうと思います。

 

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