今回も、うつ状態が酷くなっているときのお話し。
わたしが心療内科へ通いだした頃の事。
この頃のわたしは、自分の病気と自分の身体の事がまだ理解できず、仕事を休んでいる事への罪悪感と、自分への絶望感を強烈に感じている日々でした。
当時、よく主治医とカウンセラーから言われていた事です。
「何もしないで、とにかく寝なさい」
でも、思うように眠れない…。
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眠れないし、身体も思うように動かない。
だから…
気持ちばかり焦っていました。
そして…。
何もできない自分に絶望していました。
何もしないというのは、その時のわたしには大変苦痛でした。
「仕事を休ませてもらっているのだから、せめて家の事を何かしないと…」
どうしても考えてしまい、さらに自分を追い込みました。
(普通に考えたら、体調悪くて仕事休んでるんだから休めよって話ですw)
でも実際は、身体中が痛くて辛い。
特に腰痛と体の張りが酷かったと思います。
何より、力が入らない…。
身体の痛みと共に、体に力が入らず、布団から起き上がるのも容易ではない感じでした。トイレへ行くのもふらふらしていたと記憶しています。(正直この頃の事、あまり覚えていない事が多いです。)
よく、「気力を振り絞れ!!」何て言いますが、この時のわたしは『真夏に外に干しっぱなしにしていたタオル』のようなもので、要は振り絞る気力がないんです。絞っても何も出てきません。
カラッカラなタオルを無理に絞ると千切れちゃうこともありますよね。
わたしの身体はそんな状態だったんですね。
…ですが、先ほど書いたように、「仕事を休ませてもらってるのだから、せめて家の事を何か…」という思いが頭を占拠している為、辛い身体を動かして、何かしようと思うのですが…
思うように動けません。
そして、あり得ないようなミスをして、さらに落ち込み、精神的に大きなダメージを受けちゃうのでした。
要は自分に鞭打って、自分を傷つけていたんです。
まさに『真夏にカラッカラのタオルを無理に絞ってボロボロに』しちゃっていたんです。
この状態を、自分自身もまだ理解できず、本当に辛かったです。
「自分は大丈夫。」「自分は壊れてない。」って必死でしたし、ちょっと体が動くと「自分は大丈夫。」と確認したくて、「もう大丈夫」って見せたくて、何か始めるけど、でも上手くできなくて落ち込んで…の繰り返しでした。
自分自身が病気の事を理解できていないから余計に、人の目が大変辛かったです。外に出るわけではないのですが、人の姿が見えるだけで、「頭のオカシイ奴がいる」って思われているようで…そんな声が耳元でささやかれているようで、辛かったです。
今思えば、病気の事なんか、言わなきゃわからないだろうに。
前にも書きましたが、伝えたいことも伝えられなくなっているし。どうしていいかわからないし。とにかく辛かったとしか言いようがありません。
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それから暫くして、家族が病気の事を理解してくれるようになって、初めて、「これでもかっ!!」てくらい眠れました。
きっと自分自身も、病気を理解できてきたから、少し腹が括れたのでしょう。
あの頃は1日中眠っていました。
お昼頃まで寝て、トイレ行って、ご飯食べたらまた寝て…夕飯食べてまた寝る。
食事とトイレ以外はほぼ寝てました。(たまにお風呂も入ってましたよw)
そんな生活がしばらく続きました。
でも、それ位寝ないといけないくらい、自分の身体は弱っていたという事だと思います。それだけ、無理をしていたのだと思います。
頑張りすぎちゃってたんですね…。