今日も迷走中!!~鬱と向き合うオジさんの記録~

毎日迷走中のおっさんのブログです。主に鬱病の体験記です。その他、仕事の事、趣味の事などいろいろと書いていきます。

断る難しさ

わたしにとって永遠のテーマ(?)のひとつ。

それは『断る』という事。

『頼る』ことは少しずつできるようになってきたと感じているのですが、『断る』ことが下手です。

「頼まれると断れないんでしょ?」と言われる事がありますが、そんな事は無くて、むしろ断ってはいるんです。

ただね、何度断ってもしつこく来られると、負けちゃうことが多いかな。

 

わたし的には「これ以上はキャパオーバー」だったり、予定があったりして「ちょっと今は難しいですね」と断ったとしても、「大丈夫でしょ!」とか「できるって!」なんてこっちの都合はお構いなしに言える人って何なんだろう。

 

わたしの良くないところは押しに弱い事。

断ると、心の中では「悪い事したかな」って気持ちが必ずでてくる。

何度も断っていると、余計に追い込まれちゃう。

そして…周りの空気や表情を読み取って、罪悪感が増してしまうんです。

人の目や評価を気にしすぎちゃうんですね。

 

体調が悪かったり、予定があっても、「この仕事が終わったら休もう」とか「この仕事が終わったら出かけよう」なんて自分の都合を後回しにしてしまう。

 

でも、後回しにしたことは、「この仕事」が終わっても「次の仕事」「その次の仕事」って次々と来るから結局後回しにしたことは、もうできなくなってしまうです。

 

そうなると、自分の気持ちを無視している事にもなるから、ストレスが溜まる一方だから、精神的に追い込まれていくんです。

 

本当に体調が悪いのだけど、それが言えない。

熱が出てるわけでもないのに、こんな事で「体調悪い」って言えないよな…なんて考えちゃう。

「迷惑かけちゃう」…何て風に考えちゃう。

だから無理しちゃう。

 

この悪循環。

そりゃ鬱になるよね…

身体壊すよね…

 

 

素直に「体調が悪いから」って言えばよかったのかな。

 

だって、こっちのお願いは「え?そんな事で?」って事で相手は断ってくるんだから。

 

でも、そういう人って、たとえ同じ理由でこっちが断ったとしても、「大丈夫だよ」って自分の都合で押し付けてくるんだよな…。

 

こういう人には「嫌われようが関係ない」と思って自分を優先させた方がいいのかもね。

 

わたしの良くないのは、こういう事があった人とはその後、極端に距離を取ってしまう事。寄せ付けないようにしてしまう…。

それしか自分を守る術を知らないのもマズイよね。

 

上手い事やわらかい言い回しで断れる人ってすごいと思います。

波風立たない感じ。

とても羨ましい。

 

わたしの場合は、その前段階で「ふざけんなー」ってイライラしちゃっているからマズいんです。

どうしても、父親から子供の頃から都合よく扱われていた記憶が蘇ってしまう。

 

まずは早め早めに自分の気持ちを消化させていかなきゃいけないなと思います。

イライラがなければ多分対応できるはず。

 

その為には、「自分優先でいい」って事をもっと意識しなきゃいけない。

そうしたら、もう少し余裕が生まれるんじゃないかな…なんて思うんです。

 

「断る事」だけじゃなくて、どの場面でもそうだけど「自分を大事に」できないと、ダメって事ですよね。

 

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鬱抜けへの最短ルート

今回、仕事を休んで(辞めるって言った方が先だったケドw)鬱抜けするまでにかかったのは1ヶ月位だと思います。

 

始めて鬱になった時は3年ちょっとかかったけど、その時は今ほどスッキリした状態ではなかったと記憶しています。

何とか仕事できるかな…程度。と言っても分かりずらいですね。

濃い霧の中に居て全く周りが見えない…自分がどこにいるのかもわからない感じから、まだ霧の中だけど視界が開けてきた感じと言ったら分かり易いですかね。

あの頃はそんな感じだったと思います。

あの頃はどうなったらゴールなのかが分からなかったというのもあるし、今よりも時間がかかったのは「もう仕方がない」と腹を括る事ができなかったのが一番なのかな…とおもっています。

 

「仕方がない」と腹を括ると言っても、鬱状態の時はなかなか難しいと思います。

 

「こんなはずはない」

「ちゃんとしなきゃ」

「迷惑かけちゃダメだ」…etc

 

そんな類の言葉が頭の中を支配して『違った方向の腹の括り方』をしてしまう。

そうなってしまうと、「大丈夫なんだ」と思い込もうとして無理をしたり、思考が自暴自棄になってしまうんです。

これでは、回復すると言うよりも、自分をさらに追い込んでしまう…。

 

 

本当に必要なのは「これは休むしかない」と腹を括る事。

わたしの場合は、「あーもうこれは寝るしかない。馬鹿になるくらい(?)寝てやろう」と腹を括ります。

 

今回も、辞めることは決まっていたけど、退職日まで仕事を休ませてもらうことになったから、とにかく寝ました。

 

寝る事だけに集中する事にすると、「いつ寝るか」なんて関係ない。

夜眠れなければ、眠くなるまで起きていたっていいし、眠くなったら目が覚めるまで何時間でも寝てしまおう。

朝でも昼でも夕方でも夜でも…とにかくアイマスクしてパジャマきて…「眠い」と感じたら布団に入ってとにかく寝ちゃいます。

そんな風に腹を括れるようになってから、鬱抜けまでの時間が短くなりました。

 

 

そうは言っても、今回も「あれスッキリしたかも」って何度か思ったけど、実は「まだまだ」って事がありました。

 

やっぱり鬱になった原因となった出来事について消化できていないと、本当の鬱抜けまでいかないですね。

それにはやっぱり「自分と向き合う為のノート」が一番です。

詳しくはこちら↓↓↓

ossanmeisocyu.hatenablog.com

 

一番なんですが、睡眠がしっかりとれていない状態でやると、ノートにいくら書いてもスッキリするところまでいけない事が多いです。

書いた時はスッキリするんだけど、スッキリが長続きしない感じです。

 

そんな訳で

 

①「寝るぞ」と腹を括る!

② 時間とか気にせず、とことん寝る!

③ スッキリして来たらノート書いて自分と向き合う

 

これが、わたしの鬱抜けへの最短ルートです。

 

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新たな道を模索中です。

専門学校を卒業してから、ずっと続けてきた、こだわってきた介護の仕事はここまでにしようと決めました。

随分と前に、主治医やカウンセラーから「別の仕事をした方がいいかもしれない」と言われてたのが頭の片隅にずっとありました。

だから、「今回ダメだったら終わりにしよう」…そう決めていました。

 

それなら、何でもっと色々と気にせず、がむしゃらにやれなかったのかな…と思うのですが、何をやっても心と身体の歯車がかみ合わない…そんな感じでした。

 

前向きな気持ちの裏で、「上手くできなかったらどうすんの?」と足を引っ張る気持ちもあって、自分の中でギクシャクしている感じ。

そこに身体が動かない、体力がない…そんな事を痛感する度に足を引っ張る気持ちがどんどん大きくなっていったような気がします。

 

「失敗したらどうすんだ」

これはわたしの父親の口癖です。

子供の頃から、わたしが何かを始めようとするとそんな風に言われていました。

そして「俺は知らないからな」って。

色々な場面でその時の父の顔が浮かんでくるんです。

 

そのせいなのかな…何をするにも「苦手意識」が先行してしまうんです。

その中の一つが歌をうたう事でした。

利用者さんと歌っているときも、自分が弾くきたーにも、同僚の伴奏にも「キーがあわない」感じがして、キーを探っているうちに1曲終わってしまうんです。

本当に嫌だった…。

 

ひとつのちょっとした失敗がさらに自分を追い込んでいきました。

 

そこに追い打ちをかけるように、同僚の言葉がグサグサと心に刺さっていきました。

「自分はこう思う」「こんな風に考えていた」という感じで自分の意見を言えたら違ったのですが、聞く耳を持ってくれない人が相手だと、心の傷が癒えることはなく化膿していくばかりでした。

 

色々な意味で介護の仕事を続けていく事に限界も感じていたのですが、「最後は結局なにもできなかったなぁ…」と言うところに少し悔いが残ります。

 

まだ時々「もっと自分のやってきた事を、介護への想いを、考えを誰かに聞いて欲しかったなぁ…」そんな風には思いますが、どこかホッと一安心したような感覚もあります。

 

ホッと一安心できたのは、「これで介護はおしまい」と決めた時に、「今までよく頑張ったよ。お疲れさん」って自然と自分に話しかけていました。

その時に、「もしかすると、この言葉を今まで欲していたのかな…」なんて思いました。

どこかで、「周りの人たちに認めてほしい」と思ってやっていたように感じていたけど、ホントは「自分自身に認めてほしかったんだな」と気付きました。

 

そんな気持ちで若い頃からずーっと気を張ってやってきたからなのか、肩の荷が下りたような感じです。

 

最近は自宅でギターを弾くのが楽しいんです。

今までは正直あまり楽しくなかった。

変なプレッシャーばかり感じていたから。

でも今は、ジャカジャカ弾きながら歌っているだけなんですけど、「キーがあわない」なんて気にならなくなりました。

「キーなんか関係ない!」

そんな感じ。

「自分が楽しいと感じるのが一番だな」

って感じw

うん、初めてギター買って弾けたときの感じに似てる!



ギターだけじゃなくて、他の面でもいい感じで力が抜けて、自然と楽しめるようになりました。

何だか色々とやれそうな気持ちも出てきました。

(そういいつつ、時々ビビってますがw)

 

今更なんですが、今の感じで介護の仕事をできていたら、また違っていたのかな…なんて思います。

 

さて、これからは何しようか…。

介護のこと以外考えずに来ちゃったからなw

 

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鬱症状をどうとらえるか?どうつたえるか?

鬱症状をどうとらえるか?

また

鬱症状をどう伝えるか?

 

これってとても難しいです。

 

まず、「鬱症状をどうとらえるか」について考えてみると…

 

わたしの場合、どうしても鬱の状態が最悪の時を基準にしてしまう為、「まだ大丈夫」と思ってしまったり、そんな事も思う事なく見過ごしてしまう事があります。

今回のわたしは、鬱の事を考えなくなっていた事もあり…また今までの様にモヤモヤした気持ちを感じられなかったので、油断していたところもあったと思います。

 

今、気持ちも落ち着いて冷静に考えると、昨年末位から徐々に気持ちが鬱の方へ引っ張られていたような気がします。

元々、人の言動に左右されやすい面がありますが、少しずつ過敏になっていました。

昨年末頃にはかなり追い込まれていたと思います。

その為でしょうか…年末の忘年会は「途中で退席して、どこかで一人で飲みたいな…」「一人カラオケもいいな…」なんて考えていました。

何だか一人の時間が欲しかった…そして、人に気を遣わずに発散したかった…。

そんな風に思ったのは、多分わたしの中の本心からだと思います。

「このままじゃ危ないよ」って。

結局、途中で上手く退席できず、最後まで参加し、一人でフラフラと帰りたかったけど同僚と帰ることになり…地元の駅で一人になれたものの、年末でどこのお店もいっぱいで、ゆっくりと一人でお酒を飲むこともカラオケする事もできなかった…。

この時に少しでも発散できていたら良かったのかも知れないなぁ…なんて思ってしまいます。

 

身体的な事に目を向けると、身体のアチコチニ支障をきたしていました。

肩が上がらなくなったり、腰痛が酷くなったり…首や背中が痛くて体を動かすのがきつかったり…熱が出たり、コロナになったり…。

最初にお世話になったカウンセラーから「首や背中が張ってくると、気持ちが沈む前触れだから気を付けて」と言われたのを思い出しました。

モヤモヤしが気持ちがでなくても、その前に身体の不調と言う形で危険信号が出ていたのだと思います。

 

ここで問題なのが、「そんな事で体調悪いって通じるの?」って事です。

「背中が痛い」

「首が痛い」

そんな程度では体調悪いって言ったらまずいんじゃないか…



わたし自身がそう感じてしまっているだけなのか…

気にしすぎなのか…

または、わたしの世代の感覚なのか…

 

辛いのだけど、「こんな事で休んじゃダメだ」って気持ちになってしまう。

あとは、「職場に迷惑をかけてはダメだ」って気持ちも強くなってしまう。

 

そして、「身体が動かない」「起きられない」って言っても、相手に伝わるのかって考えてしまう。

「ただサボりたいだけ」なんじゃないかと思われるんじゃないかって考えてしまう。

 

「鬱が酷くなったら顔が緑になる」とか、分かり易い…「それじゃ無理だね」って思ってもらえるような症状だったら、どんなに気持ちが楽だろう…なんて真剣に考えてしまいます。

だから、不調を感じていても、声を上げられないし、我慢して…無理をして…。

 

でも…です。

そこは「休む勇気」を持たなければダメですよね。

「今体調悪いんです」って「周りに言える勇気」を持たなくちゃダメですよね。

そこで無理したら取り返しのつかないことになってしまうから。

 

今回も、妻は「休んだほうがいい」と言ってくれましたが、「休む勇気」が持てなかったんです…。

 

職場の方々は「調子の悪いときはお互いさま」と言ってくれましたが、「申し訳ない」気持ちに負けてしまいました。

 

「体調が悪いと言える勇気」「休む勇気」を強く持てるようにならないと…と思いました。

開き直りといか、腹を括れるようにならなくちゃ…。

 

 

そして、もう一つ。

そんな状況になる前にできることも忘れずに。

 

モヤモヤだけが警告じゃないんだよ。

 

ちょっとした身体の不調も「危ないよ」って身体が発している警告だと意識しなくちゃダメですよね。

そんな時は、無理をしないで睡眠をしっかりとるとか、休みの日はゆっくりするとか、仕事量を減らすとか気を付けることも出来るはず。

 

最後に一番大事なのは「心の声を無視しない事」。

不調な時は「周りにどう思われても関係ない」と割り切って自分を優先していいのだと思います。

 

自分自身の不調を「これくらい」と思わずに受け止め、必要であれば遠慮せずに伝えられるようにならないと…ですね。

 

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寛解

ネットで調べてみると…

鬱病の症状が良くなって普通の生活ができることを、完治とは言わず、寛解と言うそうです。

 

寛解とは…全治とはいかないが、症状が落ち着いて穏やかに過ごせること…らしい。

また、寛解の状態が2ヶ月以上続いた状態は「回復」と言うそうです。

 

そうなると、わたしは少なくとも去年は寛解の状態であったのだと思います。

いやむしろ回復の状態までは行けていたのかも知れません。

 

今回、また鬱状態まで戻ってしまった訳ですが、もう何度も繰り返しているから回復の方法も分かってきているように思います。

初めて鬱になってから仕事ができる状態まで戻るのに3年くらいかかりました。

その後は1年半、1年、半年…今回は1ヶ月ちょっとと言った形で鬱状態が落ち着くまでの時間は短くなってきました。

 

鬱抜けするためには、「とにかく寝る事」と「もう仕方がないと割り切る事」…

あとは「自分と向き合う事」。

今回も、ある意味「腹を括って」3つの事に集中できたから、早めに鬱抜けで来たのだと思っています。

 

わたしなりの考えですが、寛解の状態をいかに続けていけるかなのかと思っています。

それがなかなか難しいのですがw

 

今回のわたしの場合。

やはり一番は「睡眠時間の確保」だったように思います。

どうしても仕事から帰ると疲れてダラダラする時間も多いし、早めに寝ればいいのだけど、仕事がらみで色々調べたり、スマホいじったり、YouTubeみたりしていると寝るのが遅くなる…。

その辺を時間を決めて「何時には寝る」とした方がいいのかな…と思いました。

 

あとは、自分のプライベートでの楽しみを後回しにしないこと。

「この仕事終わったら楽しむぞ」

そんな風に考えると、「この仕事」が終わる前に「次の仕事」と「その次の仕事」まで舞い込んでくるからプライベートの予定は大切にしようと思いました。

 

最後に、傷ついた心が可能する前にケアする事…かな。

これもプライベートの楽しみと一緒で、後回しにすると取り返しのつかない事になるので…。

心の傷が出すサインはモヤモヤした気持ちだけではなくて、腰痛だったり、背中の痛みだったり、風邪ひいたりと身体にもサインが出ている事も忘れずに。

 

今度は寛解の状態を長く保っていけるように気を付けていこうと思います。

 

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鬱 再発してました。

またまた随分と間が空いてしまいました。

昨年末は「年明けからブログ更新するぞ!!」と意気込んでいたものの、結果ズルズルときてしまいました。

結論から言いますと、この間また鬱になりました。

そして、仕事を辞めることになりました。

 

昨年は

「鬱になったらどうしよう」

「もう繰り返したくない」

 

そんな気持ちに雁字搦めになる事もなくなり「鬱の事を考えなくなった」と感じていました。もちろんモヤモヤした気持ちもありませんでした。

 

油断していたわけではなくて、本当に始めて鬱になってからの長い期間で初めて経験する位、清々しかったのは事実です。

 

11月にこんな投稿をしています。

ossanmeisocyu.hatenablog.com

 

鬱の事は考えなくなったし、モヤモヤもでない…

その代わり、次々と体のアチコチに支障が出ていました。

肩の腱を痛めて、右腕が上がらなくなったこともありました。

腰痛も何度かあり、腰が伸ばせなくなったこともありました。

首が曲げられないとか、背中の激痛が止まらない事もありました。

それから、上の記事にも書きましたが、気管支炎で熱出したり、今年に入ってからは、コロナにもなりました。

とにかく寒くて寒くて、背中に2つカイロと貼って仕事をしていました。

それでも寒かったw

そんな事もあってか、徐々に朝が辛くなっていきました。

 

今思うとです…こうやって次々に現れていた体の不調も「危ないぞ!!」「気を付けろよ!!」「休みなよ!!」とわたしに教える『危険信号』だったのかも知れません。

いや…絶対そうだった。

 

いろいろと仕事を頼まれるけど、その時のわたしには引き受ける余裕がありませんでした。

…でも、「体調が悪い」ともなかなか言えなかった。

 

「こんなことで辛いと言ったらだめだろう」

「そんなことくらいで」って言われるだろう…。

 

そんな言葉が頭を過り、体調が悪いとは言えませんでした。

 

少しずつできるようになってきましたが、今までは『人に頼る』ことが本当に苦手でした。

『頼る』ことと同じくらい苦手な事は『断る』こと。

だから、何となくお茶を濁すような形でしか断れなかった。

そして、あまりにもしつこいときは距離を取るしかなかった。

それでもダメなら無理してやるしかない…。

そんな3つの選択肢しかないから、どんどん自分を追い込んでいったような気がします。

 

そうなってくると、同僚の表情やら話し方などに敏感になって行きました。

多分、相手にそんな気はなかったのかもしれない…(多分ねw)。

でも…わたしに突き刺さった言葉がどんどん化膿していく。

 

自分に自信が持てない事もあると思います。

波風立てたくない…そんな気持ちがあったのもあります。

 

たとえ相手が聞く耳を持たなくても、自分の意見をもっと言えたらよかったのかな。

 

 

消化しきれずに傷だらけになると、どんどん「これじゃ何もできない」という思考になってしまいました。

そんな時にコロナになって寝込んでいたら、久しぶりにモヤモヤが顔を出してきました。

 

コロナから復帰したものの、朝が起きられなくなって行きました。

妻からは「休んだほうがいい」と言われましたが、何とか仕事へ行っていました。

ただ、この頃は「もうムリだ。仕事辞めよう…。」と考えていました。

 

そんな時に苦手な同僚と一悶着あり、「もう限界だ…。」と翌日退職する旨を上司に伝えました。

 

何とか最後まで勤めようと思っていましたが、ある朝 身体に力が入らず、出勤できなくなり、そのまま長期で休ませてもらい、退職となりました。

 

 

こうしてブログを書けるようになるまでに、わたし自身に時間が必要でした。

この期間は天候も不安定だったこともあって、自分の心と身体のバランスを整えるのに時間がかかりました。

それでも、鬱抜けするのに時間がかからなくなったと思います。

 

永らく携わってきた介護の仕事も、これで終わりにしようと決心がつきました。

介護の仕事へ対する想いが強すぎたのかな…。

先日、今まで介護の仕事を頑張ってきた自分に対して、はじめて「よくやった。頑張ったよ。お疲れさん」と口にしました。

 

もしかすると、その言葉が…自分で自分に言って欲しかったのかも知れません。

長い間張りつめていた気持ちは、自分で自分を認め労う事ができたことで溶けていったような気がします。

 

これからは何をしようかな…。

何を始めるにしても、自分を認め労う事を忘れないようにしていきたいと思います。

 

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自分の中のふたつの気持ち

今年は、鬱症状がでないどころか、気付けば鬱の事を考えなくなっていました。

今まで常にあったモヤモヤした感じもなくなりました。

 

モヤモヤは無くなったのですが、鬱の事を考えなくなった代わりに、別な事が悩みの種でした。

 

仕事に関してが多いかな…

何かにチャレンジしようとすると、その前向きな気持ちを制止する気持ちが強く出てくるのです。

 

「やめとけよ」

「どうせうまくいかないよ」

「また傷つくだけだよ」

そんな事を言いながら、前に進もうとする気持ちをを弱らせ、後ろへ引っ張っていくのです。

その為、なかなか前に進むことができず、二の足を踏んでばかりでした。



 

もうひとつ…

どうしても仕事優先というか…人の事、頼まれた事を優先させてしまう癖があります。

本当は「今度の休みは○○しよう!」と予定を立てていても、この癖が発動してしまうと「全部終わらせてからにしよう」と自分の気持ちを後回しにしてしまいます。

何ですかね…この癖がでてくると、変なスイッチが入ってしまい、「あれも!これも!」息継ぎなして泳いでいるような感じになってしまいます。どこかで「いやいや…やりすぎだよ」って言う気持ちもあるのですが、自分の気持ちが置き去りにされていくから『気付いた時には身体を壊している』そんな事が多いです。

身体を壊してから「あ…また悪い癖が出てしまった」と落ち込むのです。

 

 

こうした『生きにくさ』はどうしてなのだろう…?

 

「鬱で自信がなくなったせいかな?」とも考えました。

または

「トラウマ的な事なのかな?」なんて風にも考えました。

でも、具体的な答えはまだ分かっていません。

 

考えてみれば、これらの『生きにくさ』は鬱症状が出ていた時もあったんです。

ただ、鬱症状があまりにも大きな問題だったから、『生きにくさ』も鬱の一部と捉えていたのかも知れません。

 

 

『生きにくさ』の原因を探るには…そして『生きにくさ』を解消するには、もっと自分と向き合って行かなければ…と思っています。

だから、まずは自分の時間を優先的に作る事を意識していこうと思います。

そして、少しずつの時間でもいいから、また自分と向き合って行こうと思います。

来年に向けて、良い目標ができましたw

 

まずは、こういった事に気付けた自分を誉めてあげなきゃですかね。

 

 

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2023年を振り返って。

今年もあとわずかになりました。

振り返ってみると、去年の今頃は鬱症状がひどくなり、仕事も休職してどうにもならなくなっていました。

自分と向き合うノートを書いて落ち着いたように感じても、翌日にはまた鬱症状は元に戻ってしまって、「死んでしまいたい…」と毎日考えていました。

 

詳しくはこちら↓↓↓

ossanmeisocyu.hatenablog.com

 

結局、仕事を辞める事になったわけですが、そこから徐々に鬱症状は落ち着いて、6月くらいからは鬱症状は全くと言っていいほど出ていません。(ちょっと前にモヤモヤが出てくる前のソワソワする感じがあったくらいです。)

 

現状を考えると、今年はどん底の状態から、「よく ここまで来れたな…」といった感じです。

 

カウンセラーから「悔いのないように!」と背中を押してもらい、「ここで働いてみたい!!」と感じた介護施設へ飛び込んでみて本当に良かった。

あの時に、違う選択をしていたら、今もまだ鬱症状が抜けずにいたのではないかと思います。

 

鬱症状が落ち着いたといっても、心の浮き沈みがない訳ではなく、不安定な事が多いです。

鬱症状が出るまで行かないけど、やっぱり心の浮き沈みに振り回されてることが多いのかな…。

そう言えばカウンセリングで「人間だから当たり前」と言われたっけ…。

そんな大事な事もどこかへ行ってしまっていたような気がします。

 

あとは、どうしても「やりたい!」「やってみたい!!」と言った前向きな気持ちの足を引っ張る真逆な気持ちが常にあって、葛藤している事が多かったです。

トラウマ的な事なのかな…。

鬱症状があった今年初め位までの長い間に、失敗して自信を無くしたり、人から言われた事だったり、鬱症状が悪化する原因となった出来事だったり…そんな経験が「また傷つくよ」ってストップをかけてくるのです。

 

一方で、鬱になる以前の自分が「前はもっとできたはず」「前はもっとやれたはず」と美化されているような気もします。

いくら頑張っても、美化された過去の自分と比べてしまったり、周りの人たちと比べてしまっては、いつまでも自己肯定感も低いままですよね。

 

まぁ、鬱症状が出なくなっただけでも大きな前進な訳で、これらは来年ゆっくりと変わっていけたらと思います。

 

もう一つ…

今年の後半は殆どブログの更新ができませんでした。

書きたい事は色々とあったのですが、仕事のペースもつかめず、体調不良などもあり、思うように更新できませんでした。

更新できなくなって分かった事ですが、どうやら『自分と向き合うノート』と同様に、このブログを書くことで自分の気持ちを整理できるようです。

自分の気持ちを整理するためにも、来年は少しずつブログの更新を増やせていけたらと思っています。

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